まひろランニングブログhttps://fujimon-run.comサブ3を目指すまひろのランニングシューズレビューと練習記録Sat, 24 Oct 2026 03:12:53 +0000jahourly1https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/01/cropped-01f7deb14fab8db75ebbd85a75e109c6-32x32.jpegまひろランニングブログhttps://fujimon-run.com3232 【288km実走】DEVIATE PURE NITROレビュー|ノンプレート練習靴の正直な反発感https://fujimon-run.com/puma-deviate-pure-nitro-288km/11119/https://fujimon-run.com/puma-deviate-pure-nitro-288km/11119/#respondSat, 24 Oct 2026 03:12:53 +0000https://fujimon-run.com/?p=11119こんにちは、まひろでーす。

プーマの「DEVIATE PURE NITRO(ディヴィエイト ピュア ニトロ)」を、2026年6月から使い続けて20回、合計288.06kmになりました。結論から言うと、反発は「普通」。でも、サイズがぴったりで癖がなく、速めのジョグにはちょうどいい一足です。

【結論】DEVIATE PURE NITROは「速めのジョグ」で頼りになる、反発控えめの一足です

  • 向いている人(私の使い方では):
    ZONE2〜3の速めのジョグで、カーボンなしの練習靴を探している人。スピードは、カーボン入りのタクミセン11には及びません。
  • 288km時点の状態:
    アウトソールは少し減っていますが、ミッドソールのへたりは感じません。音鳴りもありません。
  • 購入先:
    私はスポーツショップ「ゼビオ」で試着して、定価¥19,800で買いました。→ 購入先へ進む

DEVIATE PURE NITROとは

2026年6月4日に発売された、DEVIATE NITROシリーズ初のノンプレート(カーボンプレートなし)モデルです。ミッドソールはNITROFOAM、税込¥19,800。公式の重量は約220g(27.0cm)で、DEVIATE NITRO 4より約30g軽くなっています。私のサイズは28.0cmなので、片足を実際に量ってみたところ【実測○○】gでした。

プーマは、日々のランニングやテンポ走など、スピードを意識したトレーニング向けのシューズとして紹介しています。

使用条件

項目内容
購入「ゼビオ」で試着して購入(定価¥19,800)
サイズ28.0cm
使用開始2026年6月
使用回数・距離20回、合計288.06km(1回平均 約14.4km)
走るZONEZONE2(5:00〜5:30/km)、ZONE3(4:40〜5:00/km)
役割速めのジョグ

5月は脚づくりの時期で、速めのジョグのメニューがあまりありませんでした。6月以降にメニューが増えて、このシューズの出番も増えました。

走ってみて分かったこと

サイズと履き心地

試着して選んだので、サイズはぴったりでした。癖もなく、履きやすいです。デザインもかっこいいと思います。

反発とクッション

反発は「普通」です。手持ちのシューズと比べると、こうなります。

比較相手DEVIATE PURE NITROの印象
adidas JAPAN 9DEVIATE PURE NITROのほうが、クッションがある
asics GEL-NIMBUS 27DEVIATE PURE NITROのほうが、反発がある
adidas TAKUMISEN11DEVIATE PURE NITROのほうが、スピードは出ない

タクミセン11よりスピードが出ないのは、カーボンプレートが入っていないからだと私は見ています。

288km時点の状態

アウトソールは、少し減っています。ミッドソールのへたりは、感じていません。

【写真①アウトソール(つま先) 写真②アウトソール(かかと) 写真③シューズ全体(横から)】

どんな人に向いている?

私の使い方(速めのジョグ、ゾーン2〜3)では、次のように感じました。

  • 向いている:
    カーボンなしで、定価2万円弱の練習靴を探している人。サイズが合えば、癖がなく使いやすい
  • 向いていない:
    強い反発や、レースで使うようなスピードを求める人(このシューズはレーシングシューズではなく、練習用です)

まとめ

DEVIATE PURE NITROは、反発は普通ですが、サイズがぴったりで癖がなく、288km走ってもへたりを感じない、速めのジョグ向きの一足でした。

購入を検討している方は、こちらから最新価格を確認してみてください。

最後までごらんいただき、ありがとうございました!

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https://fujimon-run.com/puma-deviate-pure-nitro-288km/11119/feed/0
【10km 38分50秒】札幌マラソンで計った、サブ3までの現在地|タクミセン11https://fujimon-run.com/sapporo-marathon-2026-10km/11051/https://fujimon-run.com/sapporo-marathon-2026-10km/11051/#respondMon, 05 Oct 2026 03:26:32 +0000https://fujimon-run.com/?p=11051

こんにちは、まひろでーす。 2026年10月4日、札幌マラソンの10kmに出走しました。結果は38分50秒(ネットタイム。グロスタイムは38分53秒)。10kmの公式記録はこれまで持っていなかったので、今回が初めての記録 ... ]]>

こんにちは、まひろでーす。

2026年10月4日、札幌マラソンの10kmに出走しました。結果は38分50秒(ネットタイム。グロスタイムは38分53秒)。10kmの公式記録はこれまで持っていなかったので、今回が初めての記録になります。

目標は、第一目標が「40分切り」、第二目標が「39分30秒切り」。どちらもクリアし、さらに39分も切ることができました。

10kmの記録をRiegelの公式でフルマラソンに換算すると、約2時間58分38秒。サブ3ラインを約1分20秒上回る計算です。ただし、これはあくまで目安。この記事では、ラップや心拍のデータをもとに「サブ3までの現在地」を整理します。

使ったシューズは、9月30日の記事で紹介した「アディゼロ タクミ セン11」です。

レース結果|38分50秒、1km目は3:35でした

当日は、スタート時の気温が15℃前後で晴れ。風も強くなく、走りやすいコンディションでした。東京マラソンの時のコンディションに、やや近い感じです。体調も、疲労が溜まっておらず良い方でした。

Garminのラップは次の通りです。

ラップ
ラップ

前半5kmは18分49秒、後半5kmは19分45秒で、差は約57秒。前半を速く入り、後半に落ちる展開でした。心拍は平均167bpm、最大176bpm。2km以降はほぼ横ばいで、最後に上がっています。

※Garminでは10.10kmで38分57秒の記録でした。時計はコースより少し長く測っているため、ラップのペースは実際より数秒速めに出ている可能性があります。

10kmのタイムは、サブ3にどれだけ近いのか

Riegelの公式(T2 = T1 × (D2/D1)^1.06)でフルマラソンに換算すると、今回の38分50秒は次の位置です。

10kmタイムフル換算(目安)サブ3との差
38:002:54:48約5分12秒の余裕
38:50(今回)2:58:38約1分22秒の余裕
39:002:59:24約36秒の余裕
39:303:01:42約1分42秒足りない
40:003:04:00約4分足りない

サブ3に必要な10kmタイムを逆算すると、約39分08秒。今回はそれより約18秒速かったことになります。

ただし、フルマラソンは10kmと別の競技です。持久力や給水・給食、後半の脚の残り方などは、この換算に含まれません。

実際、フルのPB(3時間13分58秒、北海道マラソン2026)を同じ式で10kmに逆算すると、約42分10秒。今回の38分50秒とは約3分20秒の差があります。条件が違うので単純には比べられませんが、スピードは足りていそうで、課題は脚や身体の持ちにあるかもしれません。自分でも、そう感じています。

タクミセン11の実戦印象

takumisen-11

今回感じたのは、3:45〜4:00/kmの速度域が出しやすいことです。実際、2〜9km目のラップは3:45〜4:03/kmに収まりました。

また、「めっちゃ跳ねる」感じや「めっちゃロッカー(足が転がる)」感じが、良い意味で強くありません。クセが強くない分、使いやすいと感じました。

試走時の感想は、こちらの記事に書いています。

サブ3までの課題|入りの1kmと、5km以降のペース

ラップ

気づいた点は2つあります。

1つ目は、入りの1km。
3:35は、2km目(3:47)より約12秒、時計の平均ペース(3:51/km)より約16秒速いペースでした。速すぎたかもしれません。

2つ目は、5km地点以降の失速です。
公式の高低差表(10kmコース)を見ると、スタートから4〜5km地点にかけて約20m下り、そこから9km地点までの4kmは約35mのゆるやかな上りです。最後の9km地点からフィニッシュまでは、約14m下ります。

6〜9km目のラップは3:57〜4:03/kmまで落ちましたが、ちょうどこの上りの区間です。ただ、上りに入る前の5km目(4〜5km地点、ほぼ平坦)も3:51.9と、4km目の3:44.7より遅くなっていました。失速の原因が入りのペースなのか、上りなのか、はっきりとは言えません。最後の10km目は下りもあって3:40まで上がったので、脚が終わっていたわけではなく、上りの影響が大きかったのでは、と感じています。

まとめ|39分を切れたのは、大きな自信になった

  • 結果はネット38分50秒。フル換算は約2時間58分38秒(目安)
  • タクミセン11は、3:45〜4:00/kmの速度域が出しやすい
  • 課題は、入りの1km、上りへの対応、そして脚や身体の持ち

39分を切れたのは、サブ3に向けて大きな自信になりました。10kmの結果は、サブ3達成に向けた一つの指標です。

東京マラソンまでレースの予定はありません。それまでは持久力アップに努め、距離走を増やしていこうと考えています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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https://fujimon-run.com/sapporo-marathon-2026-10km/11051/feed/0
【77.5km実走】アディゼロ タクミセン11|MAGIC SPEED5より硬いプレートの実力https://fujimon-run.com/adidas-adizero-takumi-sen-11/10998/https://fujimon-run.com/adidas-adizero-takumi-sen-11/10998/#respondTue, 29 Sep 2026 22:00:00 +0000https://fujimon-run.com/?p=10998

こんにちは、まひろでーす。 インターバル用シューズを、MAGIC SPEED5からアディゼロ タクミセン11へ乗り換えました。理由はシンプルで、MAGIC SPEED5のプレートが自分には柔らかすぎたから。4回・77.5 ... ]]>

こんにちは、まひろでーす。

インターバル用シューズを、MAGIC SPEED5からアディゼロ タクミセン11へ乗り換えました。理由はシンプルで、MAGIC SPEED5のプレートが自分には柔らかすぎたから。4回・77.5km試走した結果、21km走った”後”のインターバルでキロ3分40秒弱が出るくらいには、狙い通りの硬さでした。今回は購入のきっかけから、実際のラップタイム、サイズ感、正直な注意点まで実測ベースでレビューします。なお、10月4日の札幌マラソン10kmもこのシューズで走り、結果はネット38分50秒でした。詳しくは別記事にまとめています。

MAGIC SPEED5からタクミセン11へ乗り換えた理由

結論から言うと、乗り換えの一番の理由は「プレートの硬さの好み」です。MAGIC SPEED5が悪いシューズというわけではなく、あくまで自分の好みの問題。反発の質感が柔らかめで、自分がポイント練習に求めている「路面を蹴った瞬間にグッと返ってくる感覚」とは少しズレていました。

きっかけは正直ミーハーです。北海道マラソン2026で大会新記録・優勝した新谷仁美選手のSNSで、ポイント練習にタクミセン11を使っているという投稿を見かけて気になったのが最初でした(見かけたのはInstagramだったと思います)。加えて、ジョグ用に使っているadidas JAPAN9の履き心地が気に入っていたこともあり、同じアディダスのプレート搭載モデルなら合うのでは、という期待もありました。

タクミセン11

4回・77.5km試走で分かったこと

購入したのは2026年9月11日。この記事を書いている9月22日までの間で、合計77.5km走りました。

日付距離内容
9月11日11.4kmジョグ
9月13日27.6km21km走+1km×3本(レスト2分)
9月16日11.4kmジョグ
9月20日27.1km21km走+1km×3本(レスト2分)

手でしならせて分かる硬さ、21km走後のインターバルで見えた実力

まず履く前に、実物を手に持ってつま先側をしならせてみました。MAGIC SPEED5より明らかに硬い。公式情報でもタクミセン11のENERGYRODS 2.0は「中距離用に硬度を調整」となっていて、この体感は間違っていなかったようです。

実際の走りで一番驚いたのは、21km走った”後”に組んだ1km×3本(レスト2分)のインターバルのラップです。

結果

21km走ってから、しかもレスト2分でこの数字が出るのは、自分の脚力だけでなくシューズの硬さが後押ししてくれている実感があります。疲労で接地が乱れても、プレートが勝手に前へ送り出してくれる感覚です。

サイズ感:28.5cmが正解だった理由

サイズは28.5cmを選びました。adidas JAPAN9・ADIOS PRO4もどちらも28.5cmで合っているので、アディダスのシューズは自分の足に対して28.5cmが基準、という認識で間違いなさそうです(他メーカーは28.0cmを選ぶことが多いので、ブランドによって0.5cm変わる感覚)。履いていて踵の抜けやつま先の当たりもなく、サイズ選びに迷いはありませんでした。

正直な注意点:価格について

良いことばかり書いても実測ブログとしての意味がないので、気になった点も挙げておきます。

タクミセン11は税込24,200円(発売時定価)で、MAGIC SPEED5の税込19,800円より4,400円高くなります。プレートの硬さという好みの部分にお金を払う形になるので、「反発が硬い方が好き」という自覚がない方には、この価格差に見合うかどうか正直微妙なところだと思います。

10月4日、札幌マラソン10kmで実戦投入

takumisen-11

今回の77.5kmの手応えを受けて、10月4日の札幌マラソン10kmはこのタクミセン11で出走することに決めました。スピード強化が狙いのレースなので、21km走後のインターバルでキロ3分30秒台が出た今回の実測データを踏まえると、フレッシュな状態の10kmでどこまでのタイムが出せるか楽しみです。レース結果は、当日の反省点も含めて別記事で報告します。

【追記】札幌マラソン10kmは、このシューズでネット38分50秒(39分切り)でした。3:45〜4:00/kmの速度域が出しやすく、「めっちゃ跳ねる」「めっちゃロッカー」といったクセが強くない分、使いやすいと感じました。ラップや課題は、こちらの記事にまとめています。

MAGIC SPEED5から完全交代、今後のローテーション

今回の77.5kmで、MAGIC SPEED5からタクミセン11への交代は決定にしました。現状のローテーションは、ジョグ用JAPAN9・リカバリー用GEL-NIMBUS27・インターバル・10kmレース用タクミセン11・レース本番用METASPEED EDGE TOKYOという構成になります。

繰り返しになりますが、MAGIC SPEED5が劣っているという話ではありません。プレートの硬さの好みは人によって分かれるところなので、柔らかめの反発が好きな方には引き続きおすすめできるシューズです。自分の場合は「疲労した状態でも硬さで押し切りたい」というタイプだったので、タクミセン11の方が合っていた、というだけの話です。

札幌マラソン10kmでの本番使用感は、別記事にまとめています。耐久性については、まだ走行距離が少ないので、距離が増えたら改めて報告します。

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https://fujimon-run.com/adidas-adizero-takumi-sen-11/10998/feed/0
METASPEED EDGE TOKYO 480km使用レポート|フルマラソン2本走った本音レビューhttps://fujimon-run.com/asics-metaspeed-edge-tokyo-480km/10991/https://fujimon-run.com/asics-metaspeed-edge-tokyo-480km/10991/#respondSun, 27 Sep 2026 00:30:00 +0000https://fujimon-run.com/?p=10991

こんにちは、まひろでーす。 以前、【ASICS最新モデル】METASPEED EDGE TOKYOを手に入れた!という記事で、購入直後のファーストインプレッションをお伝えしました。実はあの記事を書いた時点では、まだ一度も ... ]]>

こんにちは、まひろでーす。

以前、【ASICS最新モデル】METASPEED EDGE TOKYOを手に入れた!という記事で、購入直後のファーストインプレッションをお伝えしました。実はあの記事を書いた時点では、まだ一度も走っていなかったんですよね(笑)

あれから約1年。東京マラソン2026でサブ3.5(3時間17分30秒)、北海道マラソン2026で自己ベスト更新(3時間13分58秒)と、このシューズで2本のフルマラソンを走ってきました。現在の総走行距離は480km。レース以外は、平日のトレッドミルでのポイント練習が中心です。

購入時に語っていた「期待」は、実際どこまで本物だったのか。今回は実測データをベースに、正直な答え合わせをしていきます。

【480kmの答え合わせ】購入時の”期待”は本物だったのか

期待していた「反発力」と「推進力」

METASPEED EDGE TOKYOの購入時、私が期待していたのは主に「反発力」と「推進力」の2点でした。結論から言うと、どちらも期待通りでした。

反発力については、480km走った今でも「バインッ」と押し出される感覚は健在です。着地から蹴り出しまでの一連の流れに、明確な鈍さを感じたことはありません。

推進力についても同様です。特に北海道マラソンの終盤、向かい風とお腹の不調で心が折れかけた場面でも、脚を前に運ぶ感覚だけは最後まで残っていました。踏み込むたびに前に進ませてくれる、あの感覚は480km経っても衰えていません。

期待していなかった「耐久性」が、実は良かった

一方、耐久性についてはそもそも高い期待をしていませんでした。レーシングシューズなので、正直「もっと早くヘタるだろう」と身構えていたくらいです。

カーボンプレート搭載のレーシングシューズは、一般的に300〜500km前後で反発力やクッション性の低下が始まると言われることが多いです。480kmはその目安の上限に近い距離ですが、今のところ明確な低下を感じるまでには至っていません。この点は、正直うれしい誤算でした。

気になる劣化ポイント:アッパーとミッドソールをチェック

とはいえ、良いことばかりではありません。480kmという距離を走り込んだ今、劣化のサインも出てきています。

具体的には、アッパーの一部とミッドソールの一部に剥がれが見られるようになりました。走行に支障が出るレベルではありませんが、見た目としては明らかに新品時とは違います。

メタスピードエッジトーキョー
メタスピードエッジトーキョー

ここで、480kmの内訳も正直にお伝えしておきます。フルマラソンレースが2本(東京マラソン2026、北海道マラソン2026)、それ以外は平日のトレッドミルでのポイント練習が中心です。レース用のシューズとしては、レース以外の練習での使用頻度もかなり高い部類だと思います。同じ480kmでも、屋外のアスファルトだけで走った480kmとは、劣化の出方が変わってくる可能性があります。他のランナーの方が参考にする際は、この前提も頭に入れておいてもらえればと思います。

ストライドの変化に見る、シューズと走力の相乗効果

もうひとつ、前回の記事で触れていた話があります。それが「ストライド」です。

当時、サブ4達成時点の平均ストライドは1.05m。サブ3.5を狙うには、ピッチを変えずにストライドを1.16mまで伸ばす必要がある、と書いていました。

その後、東京マラソン2026でサブ3.5を達成し、続く北海道マラソン2026では、実測のストライドが1.23mまで伸びていました。目標にしていた1.16mを、結果的に上回っている形です。

これが練習の成果なのか、シューズの推進力の後押しがあってのことなのか、正直なところ完全には切り分けられません。ただ、一部はこのシューズの推進力が後押ししてくれた可能性もあるかな、と感じています。あくまで私の感覚ベースの推測です。

ちなみに、東京マラソンと北海道マラソンで、シューズの使用感そのものに大きな違いは感じませんでした。とはいえ、プレートやミッドソールの反発は、体感できないレベルで少しずつ落ちてきている可能性もゼロではないと思っています。こちらも推測です。

結論:東京マラソン2027も、当面はこの1足で戦う

ここまでの内容をまとめます。

  • 反発力・推進力:期待通り。480km走った今も健在
  • 耐久性:そもそも期待していなかったが、想定以上に長持ち。まだ現役で走れる状態
  • 劣化:アッパー・ミッドソールの一部に剥がれあり
  • ストライド:北海道マラソンで目標(1.16m)を上回る1.23mを記録
  • 期待と違った点:正直、今のところなし

METASPEED EDGE TOKYOは、私にとって本命レースシューズという位置づけに変わりありません。次の本命レース、東京マラソン2027に向けても、当面はこのシューズを使い続けるつもりです。もし今のシューズがダメになったら同モデルのおかわり、その頃に後継モデルが出ていれば、そちらを試してみたいと思っています。

東京マラソン2026、北海道マラソン2026、それぞれのレース当日の詳細は、以下の記事でも振り返っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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https://fujimon-run.com/asics-metaspeed-edge-tokyo-480km/10991/feed/0
北海道マラソン2026で自己ベスト更新!3時間13分58秒、サブ3への手応えと課題https://fujimon-run.com/hokkaido-marathon-2026-pb/10978/https://fujimon-run.com/hokkaido-marathon-2026-pb/10978/#respondSun, 20 Sep 2026 13:57:04 +0000https://fujimon-run.com/?p=10978

こんにちは、まひろでーす! 2026年8月30日、北海道マラソン2026に出場してきました。結果はネットタイム3時間13分58秒。 東京マラソン2026の自己ベスト、3時間17分30秒から3分32秒の短縮。自己ベスト更新 ... ]]>

こんにちは、まひろでーす!

2026年8月30日、北海道マラソン2026に出場してきました。
結果はネットタイム3時間13分58秒。

東京マラソン2026の自己ベスト、3時間17分30秒から3分32秒の短縮。自己ベスト更新です。

前回の東京マラソンでは「サブ3.5達成、でもサブ3はかなり遠い」という着地でした。今回はそこからさらに一歩、サブ3に近づけたのか。5kmごとのラップを見ながら、良かった点も、うまくいかなかった点も、正直に振り返っていきます。

メダル

北海道マラソン2026、当日のコンディションとレースプラン

当日は晴れ、午前8時時点の気温は19.5度。8月末とはいえ北海道らしく、走るにはそこまで悪くないコンディションでのスタートでした。

補給はジェルを10kmごとに3回、給水はこまめに取るプランで臨みました。シューズは東京マラソンと同じ、メタスピードエッジトーキョー。もはや相棒と呼んでいいくらい、信頼して履いています。

ラップ検証!5kmごとの推移を見てみよう

今回の5kmごとのラップは以下の通りです。

区間ラップ1kmペース
Start〜5km23分01秒4分36秒/km
5〜10km21分21秒4分16秒/km
10〜15km21分44秒4分21秒/km
15〜20km22分09秒4分26秒/km
20〜25km23分04秒4分37秒/km
25〜30km23分02秒4分36秒/km
30〜35km24分29秒4分54秒/km
35〜40km24分35秒4分55秒/km
40〜Finish10分33秒4分48秒/km
結果

前半:サブ3ペースを一瞬でも体感できた

まず注目してほしいのが、5〜10km区間のキロ4分16秒というペース。

サブ3に必要な平均ペースは、計算するとちょうどキロ4分16秒。つまりこの5kmだけは、正真正銘「サブ3のペース」を体感していたことになります。

序盤の0〜5kmがキロ4分36秒とやや抑えめだったのは、スタート直後の混雑もあったと思いますが、そこから一気にギアを上げられたのは収穫でした。「サブ3は遠い」と思っていましたが、少なくとも脚は一度、そのペースを刻めている。これは今回、数字の上での一番の収穫です。

中盤:20〜30kmで作った安定の”巡航”ゾーン

15〜20kmでキロ4分26秒、20〜25kmと25〜30kmはどちらもキロ4分36秒台とほぼ横ばい。極端な落ち込みもなく、ここまでは想定の範囲内でした。

東京マラソンのときも、10〜30kmは崩れずに走り切れていました。今回もその再現ができていた、というのが中盤までの実感です。心肺にも余裕があり、フォームが大きく乱れる感覚もありませんでした。

後半:向かい風とお腹の不調という”壁”

ところが30〜35km区間で、一気にキロ4分54秒まで失速。35〜40kmもキロ4分55秒と、ほぼ同じペースが続きました。

原因ははっきりしています。新川通の折り返しで向かい風をまともに受けたこと、そしてお腹の調子が悪化し、トイレに1回立ち寄ったことです。

心肺には全く問題がありませんでした。苦しかったのは、あくまで外的要因とコンディション面です。東京マラソンのときの失速は「脚と体幹が売り切れる」感覚でしたが、今回はそれとは質が違う失速だったと感じています。(マラソン後半の腹痛は、体温上昇による血流配分や補給のタイミングなど複数の要因が絡むと一般には言われていますが、今回の具体的な原因までは断定できません。)

それでも、ラスト2.195kmはキロ4分48秒まで戻せました。向かい風とお腹の不調で心が折れかけても、ゴール直前まで足は止めなかった。ここは素直に自分を褒めたいポイントです。

結論:自己ベストは更新。でも「サブ3のピース」はまだ揃っていない

今回の北海道マラソン2026、3時間13分58秒は間違いなく成長の証です。

  • 自己ベスト更新(東京から3分32秒短縮)
  • 5〜10kmでサブ3ペースを体感
  • 心肺的には最後まで大きな余裕があった

一方で見えた課題は、

  • 向かい風・気温・体調など、レース当日の変数への耐性
  • 30km以降、キロ4分30秒台をキープするだけの筋持久力

正直、今回の失速は東京マラソンのときとは種類が違う失速でした。純粋な脚力・体幹の限界というより、向かい風とお腹の不調という、いわば”運が悪かった”側面も大きい。裏を返せば、コンディションさえ揃えば3時間10分台、うまくいけばサブ3にもっと近づける可能性がある、ということでもあります。

次の目標:10月の札幌マラソン10km、そして東京マラソン2027でサブ3へ

次のレースは10月4日の札幌マラソン10km。フルマラソンとは違う短い距離で、スピードそのものを底上げするのが狙いです。そして本命は2027年3月7日の東京マラソン2027。ここでサブ3に挑みます。

最近は、走り込みだけでなく体幹などコア部分の筋トレも取り入れ始めました。今回の後半の失速が「脚力そのもの」ではなく「向かい風・体調」という外的要因だったとはいえ、30km以降のペース維持力を底上げする意味では、体幹の強さは間違いなく効いてくるはずです。

北海道マラソンは、応援も沿道の雰囲気も最高でした。向かい風込みで最後まで楽しめたのは、間違いなくランニングが好きだからだと思います。

次はサブ3、そして東京マラソン2027でまた良い報告ができるよう、トレーニングを積んでいきます。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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https://fujimon-run.com/hokkaido-marathon-2026-pb/10978/feed/0
【実録】アディオスプロ4に異音→アディダスの回答は「走行による劣化」。300kmから320km、そして卒業までhttps://fujimon-run.com/adidas-adiospro4-300km-3/10482/https://fujimon-run.com/adidas-adiospro4-300km-3/10482/#respondSat, 22 Aug 2026 09:40:40 +0000https://fujimon-run.com/?p=10482

こんにちは、まひろでーす。 サブ3.5からサブ3を目指して走るあなたなら、一度は気になったことがあるはずです。「厚底カーボンシューズって、結局何kmまで持つの?」と。 私自身、アディダスのアディオスプロ4を購入し、300 ... ]]>

こんにちは、まひろでーす。

サブ3.5からサブ3を目指して走るあなたなら、一度は気になったことがあるはずです。「厚底カーボンシューズって、結局何kmまで持つの?」と。

私自身、アディダスのアディオスプロ4を購入し、300km使用時点までは絶好調でした。しかし320kmを超えたあたりで、走るたびに「パキッ、パキッ」という異音が鳴るようになったのです。この記事では、実際にアディダスへ問い合わせた結果と、そこから見えてきた「シューズの寿命」の本当の考え方、そして私が次に選んだシューズについて、実体験ベースでお伝えします。

異音発生からアディダスの回答まで

320kmで起きた「パキッ、パキッ」という異音

以前の記事でお伝えした通り、屋外練習用として使っていたアディオスプロ4が、320km地点を超えたあたりから異音を発するようになりました。走るたびに聞こえるその音は、決して気持ちの良いものではありません。ENERGYRODS 2.0やミッドソールの劣化を疑い始めたのがこのタイミングです。

【新品時】

アディオスプロ4

【320km】

アディオスプロ4

シューズを送って問い合わせ

「これは自分だけの感覚ではない」と確認するため、アディダスの公式サイトから問い合わせたところ、「一度シューズをお送りください」との案内がありました。そこで、購入時期・使用頻度・走行距離といった情報もあわせて伝え、シューズを送りました。

アディダスからの回答

後日届いた回答は、「きちんと実物を検品・着用テストまでしてくれた」という点で、誠実な対応だったと感じています。「音鳴りについては、生産時の不備によって生じた不具合とは判断できず、メーカー補償の対象外」という結論でした。原因の直接的な特定はできないとしつつも、「両足アウトソール中央部の摩耗具合」から、使用頻度に伴う消耗による品質低下と推測される、との説明でした。修理は承ってないとのことで、製品はそのまま返送されることになりました。

正直なことを言うと、修理という選択肢があれば一番良かったですし、もしレントゲンのようにENERGYRODS 2.0の内部構造まで確認できて「ここが折れていました」と断定してもらえていたら、もっとすっきり納得できただろうな、というのが本音です。とはいえ、実物を送って検品してもらい、丁寧な回答をいただけたことに感謝しています。

【戻ってきたアディオスプロ4】

アディオスプロ4

この回答から見えたシューズ寿命の考え方

「一概に製品寿命を位置づけられない」の意味

回答の中で特に印象に残ったのは、「製品の消耗具合は、使用状況やランニングスタイル・回数等により様々に異なるため、一概に製品寿命を位置づけられない」という一文です。これは裏を返せば、「何km」という単純な数字だけでシューズの寿命は語れないという事だと思います。

自分の走り方との関連

アウトソール中央部の摩耗が指摘されたことを踏まえると、自分の着地パターンやフォームの癖が、想像以上にシューズの消耗に影響していた可能性があります。サブ3を目指す過程で、ポイント練習やロング走にこのシューズを酷使していたことも、消耗を早めた一因かもしれません。

結局、何kmが引退の目安になったか

私の場合、300kmまでは快適に使用でき、320kmを超えたあたりで異音という明確なサインが出ました。あくまで一つの実例ですが、「300km前後から、シューズの状態に注意を払い始める」というのは、サブ3.5〜サブ3クラスのランナーにとって一つの目安になるかもしれません。この状態でも使えるには使えます。少し音がうるさいですが……笑

ここまでの300kmという目安を踏まえて、アディオスプロ4の購入を検討している方へ。走った感想と、価格・購入先は、こちらのレビュー記事にまとめています。→ アディオスプロ4レビュー

後継として選んだマジックスピード5

同じASICSブランドを選んだ理由

異音発生をきっかけに、屋外練習用のシューズをASICS マジックスピード5へ本格的に切り替えました。理由はシンプルで、私の本命レースシューズがASICS METASPEED EDGE TOKYOだからです。東京マラソンでもこのシューズで自己ベストを更新しており、練習用シューズもブランドを揃えることで、フィット感の一貫性を持たせたいと考えました。

アシックスのシューズ

本格切り替え後、約90km使用した現時点の使用感

本格的な運用を始めてから、現時点で約90kmを走り込んでいます。まだ判断を下すには早い距離ですが、これまでのところ大きな不安要素はなく、練習の主力として問題なく使えています。

詳細レビューはこちら

購入直後の第一印象、そしてメタスピードエッジとの違いについては、以下の記事でレビューしています。

まとめ

アディオスプロ4は、300kmまでは非常に快適に使えるシューズでした。320kmを超えたあたりで発生した異音は、メーカー側から見れば走行による劣化という判断でしたが、この経験から「厚底カーボンシューズの寿命は、走行距離だけでなく、自分の走り方との相性次第で大きく変わる」ということを学びました。

現在は、屋外の高強度練習ではマジックスピード5を主力とし、本命レースシューズのMETASPEED EDGE TOKYOとブランドを揃えています。一方でジョグ用には、引き続きお気に入りのadidas JAPAN9など、用途に応じて他ブランドのシューズも使い分けています。マジックスピード5については、今後もう少し使い込んだうえで、改めて詳しいレビューをお届けする予定です。

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https://fujimon-run.com/adidas-adiospro4-300km-3/10482/feed/0
月間走行距離400km達成!サブ3.5ランナーが300km前後から走行距離を増やした方法https://fujimon-run.com/running-400km/10424/https://fujimon-run.com/running-400km/10424/#respondFri, 31 Jul 2026 22:00:00 +0000https://fujimon-run.com/?p=10424

こんにちは、まひろでーす。 2026年7月、月間走行距離400kmを達成しました。これまでは300km前後がアベレージだったので、自分にとってはかなり大きな更新です。 私は2026年3月の東京マラソンで3時間17分30秒 ... ]]>

こんにちは、まひろでーす。

2026年7月、月間走行距離400kmを達成しました。これまでは300km前後がアベレージだったので、自分にとってはかなり大きな更新です。

私は2026年3月の東京マラソンで3時間17分30秒を記録し、サブ3.5を達成しました。現在は、さらに上のサブ3を目指してトレーニングを続けています。そんな私が今回、月間400kmという距離を走ってみました。

とはいえ、400km走ったからといって、すぐに速くなったわけではありません。8月は暑さの厳しい時期ですし、次の本命レースは2027年3月を予定しています。そのため、400km走ったことがマラソンのタイムにどう影響するのかは、まだわかりません。

それでも、月間300km前後だった私が、どうやって400kmまで走行距離を増やしたのか。トレーニングは、ジョグとポイント練習でどのくらいの割合だったのか。どのシューズを履いて走ったのか。そして、400kmを走るために何を変えたのか。

今回は、月間400kmを達成するまでのリアルな練習内容をまとめてみたいと思います。

「月間走行距離を増やしたいけど、どうやって距離を作ればいい?」

「月間300km走っているけど、400kmまで増やす意味はある?」

そんなランナーの参考になればうれしいです。

サブ3を目指すために、月間400kmという挑戦を選んだ

サブ3を目指すための「手段」として400kmに挑戦

私が月間400kmを目指した理由は、単純に「400km走ってみたかったから」です。……と言いたいところですが、もちろんそれだけではありません。

現在の私はサブ3.5を達成し、次の目標としてサブ3を目指しています。サブ4からサブ3.5を目指していた頃と比べると、求められるスピードや持久力はさらに高いレベルになります。

サブ3を達成する方法は一つではありません。スピード練習を増やす人もいれば、筋力トレーニングを強化する人もいます。その中で私が選んだ手段の一つが、「走行距離を増やすこと」でした。

もちろん、走行距離を増やせば必ずサブ3を達成できるとは思っていません。それでも、自分にはどこまでの練習量が必要なのかを知るために、今回は月間400kmという新しいチャレンジを選びました。

自分の「許容量」を確かめたかった

実は、もう一つ理由があります。月間300km前後までは走ってきましたが、400kmは未知の領域でした。

そこで今回は、いわば自分の身体に対する「破壊試験」のような意味合いもありました。もちろん、本当に壊してしまったら意味がありません(笑)。

どこまで走行距離を増やしても、ポイント練習の質を維持できるのか。疲労はどの程度まで蓄積するのか。400kmという負荷を一度経験しておけば、今後さらに走行距離を増やすときにも、自分の基準を作ることができます。

そうした「自分の許容量」を確認しておくことも、サブ3を目指すうえでは大切な経験になると考えました。

月間400kmの練習内容を公開|ジョグ・ロング走・ポイント練習の割合

ではさっそく、私の7月の練習内訳はこちらです。

  • ジョグ:271.5km(67.9%)
  • ロング走(20km以上):80km(20.0%)
  • インターバル:24.5km(6.1%)
  • 閾値走:24km(6.0%)
円グラフ

ポイント練習は全体の約12%しかありません。約88%はジョグとロング走です。

この結果から改めて感じたのは、「走行距離を増やすなら、ジョグの積み重ねが何より重要」ということでした。

月間400kmの土台は「目的を持ったジョグ」

今回の400kmで、最も距離を占めたのがジョグです。しかし、意識したのは「ただ距離を消化するジョグ」にしないことでした。

月間走行距離を増やすためだけに、疲労が溜まった状態で無理に走る。いわゆるジャンクジョグになってしまうと、ポイント練習の質が落ちてしまいます。サブ3を目指すためには、走行距離を増やすだけではなく、質の高い練習を継続することが重要です。

そのため、その日の目的を考えながらジョグを行いました。疲労がある日は回復を優先する。ポイント練習につなげる日は脚を整える。余裕がある日は有酸素能力向上を意識する。同じジョグでも、目的を持って走ることで意味のある練習になると考えています。

ポイント練習は増やさず、質を維持する

月間400kmを走るために、ポイント練習の回数を大幅に増やしたわけではありません。私の場合、サブ3を目指すうえで重要なのは、ポイント練習でしっかり負荷をかけることです。そのため、ポイント練習で距離を稼ぐのではなく、それ以外の日にジョグを積み重ねることを意識しました。

走行距離を増やすことと、練習強度を上げることは別物です。すべての練習を頑張ってしまえば、疲労が抜けず、ポイント練習の質を落としてしまいます。

月間400kmを目指すなら、高強度の日と回復を目的とした日を明確に分けることが大切だと感じました。

土日はマラソンにつながるロング走を実施

今回、400kmまで走行距離を増やすうえで大きかったのが、土日のロング走です。7月は20km以上のロング走を4回実施し、合計80kmを走りました。平日は仕事があるため、毎日まとまった距離を確保することは簡単ではありません。そこで、時間を取りやすい休日に距離を確保しました。

ただし、目的は単純に月間距離を増やすことではありません。マラソン後半でも脚を動かし続けるための持久力。長時間走り続けるための疲労耐性。そうしたフルマラソンにつながる能力を高めることを意識しました。

平日に無理をして距離を増やすのではなく、自分の生活リズムに合わせて継続できる形を作る。これが、私にとって月間400kmを達成するうえで大きなポイントになりました。

月間400kmを支えたシューズローテーション|6足の役割と走行距離

月間400kmを走るうえで、シューズ選びも重要なポイントになりました。

今回は、6足のシューズをローテーションしています。

  • JAPAN9:159.34km(39.8%)
  • GEL-NIMBUS27:133.35km(33.3%)
  • ADIOS PRO4:35.7km(8.9%)
  • Deviate Nitro:31.4km(7.8%)
  • MAGIC SPEED5:24.21km(6.0%)
  • ALPHAFLY3:16km(4.0%)

特徴的なのは、400kmのうち約73%をJAPAN9とGEL-NIMBUS27の2足で走っていることです。月間400kmというと、ポイント練習用の高性能シューズをたくさん使っているイメージがあるかもしれません。しかし、実際に距離の大部分を支えたのは、毎日のジョグで使うシューズでした。

長い距離を走るためには、速く走れるシューズだけではなく、その日のトレーニング目的に合わせてシューズを選ぶことが重要だと感じました。

JAPAN9は400kmの土台になった一足

今回、最も距離を走ったシューズがJAPAN9です。走行距離は159.34km。400km全体の約4割を、この一足で走りました。

JAPAN9を選んだ理由は、特別な速さがあるからではありません。毎日のジョグで安心して履けること。そして、距離を積み重ねても脚への負担を抑えながら走れること。月間走行距離を増やすうえで、この「当たり前に使える」という性能は非常に重要でした。

サブ3を目指すためには、ポイント練習で速いペースを出すことも必要です。しかし、その土台となるのは毎日のジョグです。400kmという走行距離を達成できた一番の理由は、JAPAN9で地道な距離を積み重ねられたことだと思っています。

疲労がある日はGEL-NIMBUS27で足への負担を減らす

もう一つ、400kmを支えてくれた重要なシューズがGEL-NIMBUS27です。走行距離は133.35km。JAPAN9に次ぐ距離を走りました。特に使用したのは、ポイント練習の翌日や疲労が強く残っている日です。

「今日は疲れているけど、月間距離を稼がなければ……」月間走行距離を意識すると、つい無理をしてしまいそうになります。しかし、疲労がある日に無理して軽量なシューズや反発の強いシューズを履く必要はありません。クッション性の高いシューズを選び、足への負担を抑えながら走る。その判断が、結果的に次のポイント練習の質を維持することにつながります。

月間400kmを走るためには、頑張る日だけではなく、抑える日の選択も重要です。GEL-NIMBUS27は、走行距離を伸ばすための「攻めるシューズ」ではなく、継続するための「守るシューズ」として活躍しました。

400kmを支えた練習目的別のシューズ選び

月間400kmを走る中で意識したのは、その日のトレーニング目的に合わせてシューズを選ぶことでした。ジョグではJAPAN9やGEL-NIMBUS27。インターバルや閾値走では、ADIOS PRO4やMAGIC SPEED5。刺激入れではALPHAFLY3。それぞれのシューズに役割を持たせることで、練習内容に合わせた選択ができました。

例えば、ポイント練習ではスピードを出しやすいシューズを選び、ジョグでは脚への負担を抑えながら距離を積み重ねる。すべてを1足で対応するのではなく、その日の目的に合わせてシューズを変えることで、400kmという走行距離でも継続しやすい環境を作ることができました。

月間走行距離が増えるほど、シューズは単なる消耗品ではなく、トレーニングの目的に合わせて使い分ける相棒だと感じています。

月間400kmを走るために意識したこと

月間400kmを達成するために、単純に走る距離を増やしただけではありません。重要だったのは、無理なく継続できる環境を作ることでした。

走る頻度、ジョグの質、天候への対応、そして睡眠時間。今回は、私が月間400kmを走るために意識したポイントを紹介します。

走る頻度を増やし、月間距離を積み上げた

今回、月間走行距離を伸ばすために大きく変えたのが、走る頻度です。

これまでの私は、月に5〜6日程度は完全休養日を設けていました。しかし今回は、休養日を月2日程度まで減らし、その分ジョグの日を増やしました。

もちろん、休養日を減らせば誰でも月間400km走れるという話ではありません。疲労が強い場合は休むべきですし、痛みがある状態で走ることは避ける必要があります。

私の場合は、これまで継続して走ってきたことで、以前よりも無理なく走れる身体になってきたと感じています。その状態を確認しながら、無理のない範囲で走る日を増やしていきました。

結果として、1回あたりの走行距離を極端に増やすのではなく、日々の積み重ねによって月間400kmまで距離を伸ばすことができました。

ジャンクジョグをしない

今回、個人的に一番意識したのが「ジャンクジョグをしない」ということです。

月間400kmを目指していると、どうしても「あと何km足りない」という数字が気になります。でも、その数字を埋めるためだけに走ってしまうと、疲労だけが蓄積する可能性があります。

そこで私は、ジョグにも目的を持たせるようにしました。ポイント練習翌日なら回復を意識する。疲労が少なければ有酸素トレーニングとして走る。距離を走る日でも、フォームやペースを意識する。

「とりあえず距離を稼ぐ」という走り方はできるだけ避けました。

月間400kmを走るために走るのではなく、サブ3を目指すために走った結果として400kmになった。今回の400kmは、そんなイメージに近いです。

雨の日はトレッドミル、睡眠時間はしっかり確保

月間走行距離を安定して積み上げるためには、走る環境を整えることも重要でした。例えば雨の日。以前なら外で走ることも考えましたが、無理をせずトレッドミルを活用しました。

雨の中を走ること自体が悪いわけではありません。しかし、濡れた状態で身体を冷やしたり、路面状況によって余計な疲労を抱える可能性もあります。月間400kmを目指すなら、「頑張ること」だけではなく、「継続するための選択」をすることが大切だと感じました。

そして、走る時間を増やす一方で、睡眠時間もしっかり確保しました。走行距離を増やしても、睡眠を削れば疲労回復が追いつきません。

走る時間を確保し、疲労を感じたら無理をしない。雨の日はトレッドミルを活用し、睡眠時間は削らない。こうした小さな工夫を積み重ねたことが、結果的に月間400kmという距離につながったのだと思います。

まとめ

今回は、月間300km前後がアベレージだった私が、初めて月間400kmを走った1か月を振り返りました。400kmを走るために、ポイント練習の回数を増やしたわけではありません。休養日を減らし、土日にしっかり距離を確保する。ジョグもただ距離を稼ぐのではなく、その日の目的を意識する。疲労が溜まった日は無理をせず、目的に合ったシューズを選ぶ。雨の日はトレッドミルを活用する。そして、睡眠時間はしっかり確保する。こうした小さな積み重ねによって、月間300km前後だった私でも、400kmという新しい距離に挑戦することができました。

ただし、400km走ったからといって、すぐにマラソンのタイムが伸びるわけではありません。私は現在、サブ3.5ランナーとして、次の目標であるサブ3を目指しています。今回の400kmという走行距離が、2027年3月の本命レースでどのような結果につながるのか。これからのトレーニングを通じて検証していきたいと思います。

月間走行距離は、あくまで一つの指標です。大切なのは、400kmという数字を追いかけることではなく、自分の目標に向かって、ケガをせず、継続して走り続けることです。サブ3を目指すために、必ず月間400kmが必要というわけではありません。走行距離よりも、ポイント練習の質や疲労管理、継続できるトレーニング環境の方が重要です。

それでも、自分の走力や生活環境に合わせて走行距離を増やすことは、マラソンで強くなるための一つの武器になると感じました。今回の400kmへの挑戦が、これからサブ4、サブ3.5、そしてサブ3を目指すランナーの方にとって、少しでも参考になればうれしいです。

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https://fujimon-run.com/running-400km/10424/feed/0
Garminを8年ぶりに買い替え!735XTJからForerunner 265へ変えて感じた3つの進化https://fujimon-run.com/garmin-735xtj-265-review/10376/https://fujimon-run.com/garmin-735xtj-265-review/10376/#respondSat, 25 Jul 2026 08:15:59 +0000https://fujimon-run.com/?p=10376

こんにちは、まひろでーす。 「Garminは壊れていないし、まだ使えるから買い替えなくてもいいかな。」 私もそう思っていました。 実際、これまで約8年間、Garmin Forerunner 735XTJというモデルを使い ... ]]>

こんにちは、まひろでーす。

「Garminは壊れていないし、まだ使えるから買い替えなくてもいいかな。」

私もそう思っていました。

実際、これまで約8年間、Garmin Forerunner 735XTJというモデルを使い続けてきました。

735XTJ

その間、初マラソンでサブ4を達成し、その後も練習を重ね、現在はサブ3.5までタイムを伸ばしています。

735XTJは古いモデルとはいえ、走るための機能は今でも十分。これまで特に大きな不満もなく使ってきました。ただ、最近はバッテリーの持ちが少しずつ短くなり、ボタンの押し込みもかなり渋くなってきました。

「まだ使える」と思っていましたが、さすがに8年使えば、そろそろ買い替えてもいいタイミングかなと思い、今回、8年ぶりにランニングウォッチを更新することにしました!

そして購入したのが……

Garmin Forerunner 265です!!

265

この記事では、使い始めたばかりだからこそ感じたリアルな第一印象をお伝えします。

※長期間使ったレビューではありません。735XTJを8年間使ってきた私が、265へ乗り換えて最初に感じた進化をまとめています。

8年間735XTJを使い続けた私が、265へ買い替えた理由

735XTJでも十分走れていた

735XTJは2016年発売のモデルですが、ランニングウォッチとしては十分優秀でした。

GPSで距離を計測し、心拍を確認し、練習データを保存する。

ランニングに必要な機能はしっかり備わっていたので、「壊れていないのに買い替える理由」がありませんでした。

実際、この時計でサブ4を達成し、その後サブ3.5までタイムを更新しています。

つまり、速くなるために最新モデルが必須というわけではありません。

買い替えを決めたきっかけ

一番大きかったのはGPSです。

東京マラソンでは高層ビルの影響もあり、GPSが何度も乱れました。

ペース表示が安定せず、実際の感覚と時計の表示がズレる場面もありました。

もちろん大会の環境にも左右されますが、「そろそろ買い替え時かな」と感じた瞬間でした。

Garminは長く使える。でも進化も大きい

私の735XTJは、これまで大きな故障もなく活躍してくれました。

だからこそ、「まだ使えるから」と買い替えを後回しにしてしまう人も多いと思います。

そんな私が今回8年ぶりに265へ買い替えてみると、その進化は想像以上でした。

実際に使ってみて、特に強く感じたのが、画面の見やすさとトレーニング機能です。また、GPS性能についても、普段のランニングで進化を感じています。

まだ使い始めたばかりなので、すべての機能を評価できる段階ではありません。

それでも、長年使い続けてきた735XTJから265へ買い替えたことで、「こんなに進化していたのか」と驚かされました。

265に買い替えて最初に感動した3つのポイント

画面が驚くほど見やすい

最初に驚いたのはディスプレイです。

735XTJと比べると文字が非常に見やすく、屋外でも情報が確認しやすくなりました。

ランニング中だけではなく、普段使いでも時計を見る回数が自然と増えます。

「画面がきれい」という一言では片付けられないほど、毎日使う満足度が上がりました。

個人的には、夜間の表示もかなり衝撃的でした!

日中

ライトOFFで撮影

ガーミン

ライトONで撮影

ガーミン

夜間

ライトOFFで撮影

ガーミン

ライトONで撮影

ガーミン

インターバルトレーニングが快適すぎる

個人的に一番感動したのはここです。

最近、1200m×5本、レスト2分45秒のインターバルを実施しました。

インターバル

事前にメニューを設定してスタートすると、

  • 1200m走開始
  • 1200m終了とレスト開始
  • レスト終了と次セット開始

などを時計が音やバイブレーションで知らせてくれます。

これまでは距離や時間を何度も画面で確認していましたが、その必要がほとんどありません。

インターバルは苦しい練習だからこそ、時計を見る回数が減るだけでもストレスが大きく減りました。

「練習に集中できる。」これが一番の違いでした。

結果も、このように見やすく表示されます。

インターバル
レスト

GPS性能にも期待できそう

東京マラソン2026で使用した735XTJは、GPSの測位が大きく乱れ、走行距離が実際の42.195kmではなく、なんと54kmと記録されてしまいました。

ガーミン

一方、265については、まだフルマラソンでは使用していませんが、普段のランニングではGPS精度が良くなったように感じています。

走行軌跡もきれいで、距離のズレも少ない印象です。

今後は実際のフルマラソンでも使用し、その精度について検証していきたいと思っています。

Garminを買い替えるなら今なのか?

毎年買い替える必要はない

正直、毎年最新モデルへ買い替える必要はないと思います。

Garminは長く使えるので、今使っているモデルに不満がなければ、無理に買い替える必要もありません。

ただ、私のように長く使ってから新しいモデルへ買い替えると、その進化を大きく感じられると思います。

今回、8年ぶりに買い替えてみて、「ここまで変わるのか」と驚きました。

古いGarminユーザーには特におすすめ

もし今、以下のような古いモデルを長く使っているなら、一度買い替えを検討してみても良いと思います。

私自身、735XTJから265へ買い替えて、画面の見やすさやGPS、トレーニング機能など、さまざまな部分で進化を感じました。

もちろん、すべての機能が自分に必要とは限りません。

それでも、発売から7年以上経過したモデルを使っているのであれば、私と同じように「こんなに進化していたのか」と驚く人は多いのではないでしょうか。

「まだ使える」と「もっと快適に走れる」は、別の話でした。

  • 735XTJ(2016年発売)
  • 235J(2016年発売)
  • 245(2019年発売)
  • 935(2017年発売)

これから使い込んでさらに検証したい

今回の記事は、あくまで使い始めて最初に感じたレビューです。

トレーニングレディネスやHRV、レース機能など、まだ十分に使いこなせていない機能もたくさんあります。

これから練習やレースで使い込みながら、実際に役立った機能や気づいた点を随時紹介していきたいと思います。

まとめ

8年間使った735XTJからForerunner 265へ買い替えて、最初に感じたのは「こんなに進化していたのか」という驚きでした。

もちろん、735XTJでもサブ3.5までは十分に走ることができました。最新のランニングウォッチを使わなければ速くなれない、ということではありません。

それでも、画面の見やすさやGPS性能、そしてインターバルトレーニングの快適さなど、実際に使ってみると日々のランニングをより快適にしてくれる進化を感じています。

特にインターバルでは、あらかじめ距離やレストを設定しておけば、時計を何度も確認する必要がなくなりました。

苦しいポイント練習だからこそ、時計を見るという小さなストレスが減り、練習そのものに集中できるようになったのは大きな変化です。

毎年最新モデルへ買い替える必要はないと思います。

しかし、私のように古いGarminを長く使い続けているのであれば、一度買い替えを検討してみてもいいかもしれません。

「まだ使える」と「もっと快適に走れる」は、別の話でした。

今回の記事は、Forerunner 265を使い始めたばかりのファーストインプレッションです。

これから実際のトレーニングやレースで使い込んでいく中で、さらに気づいたことがあれば、また紹介したいと思います。

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https://fujimon-run.com/garmin-735xtj-265-review/10376/feed/0
世界トップは糖を摂りまくる時代へ。サブ4ランナーこそ見直したいフルマラソンの糖質補給戦略https://fujimon-run.com/marathon-fueling/10358/https://fujimon-run.com/marathon-fueling/10358/#respondThu, 23 Jul 2026 22:18:20 +0000https://fujimon-run.com/?p=10358

こんにちは、まひろです。 2026年、フルマラソンの世界記録はついに2時間の壁を突破しました。 この歴史的な快挙の裏側では、スーパーシューズやトレーニング方法だけでなく、補給戦略も大きく進化しています。 特に注目されてい ... ]]>

こんにちは、まひろです。

2026年、フルマラソンの世界記録はついに2時間の壁を突破しました。

この歴史的な快挙の裏側では、スーパーシューズやトレーニング方法だけでなく、補給戦略も大きく進化しています。

特に注目されているのが糖質補給です。

以前は1時間あたり30〜60g程度の糖質補給が一般的でしたが、現在では、競技時間や個人差を考慮したうえで60〜90g程度が推奨されるケースが増えています。さらに、世界トップ選手の中には100gを超える糖質を計画的に摂取する戦略を取り入れる事例も報告されています。

「そんなに糖質を摂る必要があるの?」

私も最初はそう思いました。

実は私も、これまで2回フルマラソンを走っていますが、ゴール直後はコーラを1.5L飲めそうなくらい体が糖分を欲した経験があります。

コーラ

もちろん、水分不足もあったと思います。しかし、それ以上に「糖質が足りない」と体が訴えているような感覚でした。

そこで、ふとこんな疑問が浮かびました。

「レース後にこれだけ糖質を欲するなら、レース中にもっと効率よく補給できていたら、結果は変わっていたのでは?」

調べてみると、現在のスポーツ栄養学では、糖質補給は「お腹が空いたら摂るもの」ではなく、パフォーマンスを維持するための戦略として考えられています。

私は現在、自己ベスト3時間17分でサブ3を目指しているランナーです。

サブ4を達成した頃と比べると、練習内容やシューズ選びにはかなりこだわるようになりました。しかし、補給については「何となくジェルを持っていく」程度で、深く考えたことはありませんでした。

今回は最新の研究やトップ選手の補給戦略をもとに、自己ベスト更新を目指す市民ランナーとして「本当に取り入れる価値があるのか?」という視点から、糖質補給について整理していきます。

糖質補給の常識はなぜ変わったのか

糖質はマラソンの重要なエネルギー源

フルマラソンでは、脂質と糖質の両方をエネルギーとして利用します。しかし、レースペースを維持するために欠かせないのが糖質です。

体内には筋肉や肝臓に「グリコーゲン」という形で糖質が蓄えられていますが、その量には限界があります。一般的には、フルマラソンを最後まで走り切るには十分ではないと言われています。

そのため、レース中に糖質を補給しないと、体内のエネルギーが不足し、急激にペースが落ちる「ハンガーノック」を引き起こす可能性があります。

実は、私も初めてフルマラソンを走ったとき、20km付近で急にお腹が空いたような感覚に襲われました。

それまでは順調に走れていたのですが、「このままでは最後まで持たないかもしれない」と感じ、それ以降はエイドステーションに立ち寄るたびに、バナナや補給食を積極的に口にしてゴールを目指しました。

当時は「フルマラソンって、こんなにお腹が空くものなんだ」としか思っていませんでした。

しかし今回、糖質補給について調べてみると、あのとき感じた空腹感は、体内の糖質が不足し始めていたサインだったのかもしれません。

昔は30~60g、今は60~90gが新たなスタンダード

これまでのマラソンでは、1時間あたり30〜60g程度の糖質補給が一般的とされてきました。

近年のスポーツ栄養学では、長時間の持久系競技では60〜90g程度の糖質補給が推奨されるようになっています。

その背景には、グルコースとフルクトースを組み合わせることで、より多くの糖質を効率よく利用できることが分かってきたことがあります。

もちろん、「たくさん摂れば良い」という話ではありません。

体質や胃腸の強さには個人差があり、十分な練習をせずに補給量だけを増やすと、お腹の不調につながることもあります。

つまり、現在の考え方は「糖質を無理に増やす」のではなく、自分に合った量を効率よく補給し、最後までパフォーマンスを維持することを重視する方向へ変わってきているのです。

世界トップ選手は100g超えの補給戦略も

近年では、世界トップ選手の中には1時間あたり100gを超える糖質を計画的に摂取する戦略を取り入れる選手も報告されています。

もちろん、これは誰でも真似すれば良いという話ではありません。

大量の糖質を補給するには胃腸を慣らす「腸のトレーニング(Gut Training)」が必要で、普段からロング走などで補給を繰り返し試しています。

また、2時間前後で走るトップ選手と、3〜4時間走る市民ランナーでは必要な補給戦略も異なります。

だからこそ、「トップ選手がやっているから真似する」のではなく、自分に合った補給量を見つけることが大切です。

タイム志向ランナーにも効果はあるのか

タイム志向ランナーほど補給の重要性は高まる

「トップ選手の話だから、自分には関係ない。」

そう思う方もいるかもしれません。

しかし実は、自己ベスト更新を目指すランナーほど、糖質補給の重要性は高まります。

理由は、レース中のパフォーマンスを最後まで維持する必要があるからです。

エイドステーションでゆっくり補給していてはタイムロスになりますし、補給不足で終盤に失速すれば、それ以上に大きなタイムロスにつながる可能性があります。

また、市民ランナーはトップ選手よりレース時間が長くなることが多く、そのぶんエネルギーを消費し続ける時間も長くなります。結果として、体内の糖質は枯渇しやすくなり、終盤の失速リスクも高まります。

だからこそ、補給は「お腹が空いたから摂る」のではなく、レース前から計画を立て、適切なタイミングで糖質を補給することが大切です。

タイムを狙うランナーにとって、糖質補給は単なる栄養補給ではなく、最後まで走り切るための重要なレース戦略なのです。

「脚が終わった」は補給不足かもしれない

マラソンでは「30kmの壁」という言葉をよく耳にします。

もちろん、筋力や持久力が原因の場合もあります。

一方で、糖質不足によって脳へのエネルギー供給も低下し、「もう走れない」と感じてしまうケースもあります。

もし終盤で毎回失速しているのであれば、練習内容だけでなく補給方法を見直す価値は十分にあるでしょう。

ゴール後にコーラが飲みたくなった私の仮説

私自身、フルマラソン後はコーラを1.5L飲めそうなくらい体が欲していました。

あのときは「疲れたからかな」としか思っていませんでした。

しかし今回調べてみると、水分だけではなく糖質も不足していた可能性があります。

もちろん、これだけで「補給不足だった」と断定はできません。

それでも、「レース中にもう少し計画的に糖質を補給していたらどうだったのだろう」と考えるきっかけになりました。

東京マラソン2026で感じた補給の課題

前回使用したジェル

東京マラソン2026では、こちらのジェル「アミノサウルス完走パック」を使用しました。

アミノサウルス

あらかじめ飲む順番を決めておき、7kmごとを目安に補給していました。しかし、30km手前で胸焼けのような症状が出てしまい、それ以降は予定していた補給ができませんでした。実際に35km以降はラップが落ちており、終盤の失速につながった可能性があります。

このジェルの主な成分は以下の通りです。

  • アミノ酸 3,000mg (タンパク質の材料)
  • クエン酸 2,700mg (エネルギー代謝をサポート)
  • カフェイン 75mg (覚醒作用・疲労感の軽減)
  • マグネシウム 50mg (ミネラル補給)
  • 炭水化物 24.9g (エネルギー源)

今回改めて成分を見直してみると、炭水化物だけでなく、アミノ酸やクエン酸、カフェインなどさまざまな成分が配合されていることが分かりました。

正直に言うと、東京マラソン当時の私は、ここまで深く考えてジェルを選んでいませんでした。

前回のフルマラソンでは20km付近で強い空腹感に襲われたため、「エネルギー不足を防ぐためにジェルは飲んでおこう」という程度の認識でした。

どの成分がどれくらい入っているのか、レース全体で何gの炭水化物を補給できるのかまでは、まったく意識していませんでした。

しかし今回、糖質補給について調べてみて、マラソンでは「ジェルを飲むこと」ではなく、「レース全体を通して必要な炭水化物を計画的に補給すること」が重要なのだと知りました。

今振り返ると、ジェルを持っているだけで安心してしまい、補給戦略までは考えられていなかったのだと思います。

補給は練習で試すべき理由

今振り返ると、一番の反省点は、本番で初めてこのジェルを使用したことです。

胸焼けの原因がジェルそのものだったとは断定できません。しかし、レース本番で初めて口にしたことも、一因だった可能性はあります。

どれだけ評価の高いジェルでも、自分の胃腸に合うとは限りません。

そのため、ロング走やマラソンペース走では、本番と同じタイミング・同じジェルで補給を試し、自分に合った補給方法を見つけておくことが重要です。

シューズをレース前に履き慣らすように、補給もまた「練習」の一つです。次回はジェルを持つだけではなく、「いつ・何を・どれくらい補給するか」まで考えながら練習に取り入れていきたいと思います。

実際に試してみたい補給ジェル

今回、糖質補給について調べてみたことで、ジェル選びの考え方が大きく変わりました。

これまでは「ジェルを飲んでおけば大丈夫」という程度の認識でしたが、次回は炭水化物量や配合成分にも注目しながら補給計画を立てたいと思っています。

一方で、ジェルは継続して購入するものなので、コストも重要なポイントです。今回は成分だけでなく価格も比較し、1本あたりのコスパが高いと感じた2種類のジェルを選びました。

そこで、次のレースに向けて以下の2種類のジェルを購入しました。

アミノバイタル(212円/本 2026年7月現在)

アミノバイタル

総重量 46.8g

アミノバイタル

メダリスト(250円/本 2026年7月現在)

メダリスト

総重量 48.4g

メダリスト

もちろん、成分表だけで自分に合うかどうかは分かりません。

実際にロング走やマラソンペース走で試し、味や飲みやすさ、袋の開けやすさ、携帯性、そして胃腸との相性まで、本番を想定しながら確認していく予定です。

今回の記事で得た知識を、実際のレースでどこまで活かせるのか。まずは練習でしっかり試してみようと思います。

まとめ

近年のマラソン界では、糖質補給の考え方が大きく変わってきています。

以前は「ジェルを飲んでおけば安心」というイメージでしたが、現在では「レース全体で何gの炭水化物を補給するか」を計画的に考えることが、パフォーマンス維持につながる重要なポイントになっています。

正直に言うと、私自身も今回調べるまでは、そこまで深く考えたことはありませんでした。

前回のフルマラソンでは、エネルギー不足を防ぐために何となくジェルを持ち、決められたタイミングで補給していただけでした。しかし、今回あらためてスポーツ栄養について学んだことで、補給もシューズや練習メニューと同じくらい、レース戦略の一つなのだと実感しています。

もちろん、「1時間あたり90gの糖質を摂れば速くなる」という単純な話ではありません。大切なのは、自分に合った補給量やタイミングを見つけ、それを練習の中で試しながら本番に臨むことです。

私も次のレースでは、今回購入したジェルを実際のロング走で試し、炭水化物量や補給タイミングを意識した補給戦略にチャレンジしてみます。

その結果がタイムや終盤の走りにどのような変化をもたらすのか、実体験をもとにこのブログでレビューしていく予定です。

私自身も、次のレースで実際に試した結果をこのブログでレビューする予定です。この記事が、自己ベスト更新を目指す方の補給戦略を見直すきっかけになればうれしいです。

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【続編】320km超のアディオスプロ4に異音。パキパキ音はエナジーロッドが原因?https://fujimon-run.com/adidas-adiospro4-300km-2/10340/https://fujimon-run.com/adidas-adiospro4-300km-2/10340/#respondSat, 04 Jul 2026 10:00:00 +0000https://fujimon-run.com/?p=10340

こんにちは、まひろでーす! 今年の1月、「300km使ったアディオスプロ4の現状報告」という記事を書きました。その時点では、「反発はまだ健在」「レースでも十分使える」というのが私の結論でした。しかし、久しぶりにポイント練 ... ]]>

こんにちは、まひろでーす!

今年の1月、「300km使ったアディオスプロ4の現状報告」という記事を書きました。その時点では、「反発はまだ健在」「レースでも十分使える」というのが私の結論でした。しかし、久しぶりにポイント練習で履いてみると、ある異変が起きます。

着地のたびに「パキッ、パキッ」と音が鳴るようになったのです。

最初は小石でも挟まったのかと思いました。ですが、確認しても異常は見当たらず、その後も異音が続きました。今回は、その現象について実際の動画とともに紹介しながら、原因について考察していきます。

300km時点でのレビューをまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ。

320kmを超えたアディオスプロ4に起きた異変

異音に気付いたのは320kmを超えた頃

異音に気付いたのは、走行距離が320kmを少し超えた頃でした。

最初は、「路面の小石かな?」

「アウトソールに何か挟まったかな?」くらいにしか思っていませんでした。

その日はポイント練習だったので、走っている最中はあまり気にせず、そのまま練習を続けました。家に帰ってからシューズをじっくり確認しましたが、小石が挟まっている様子もなく、目立った破損も見当たりません。それでも、歩いて体重をかけるたびに「パキッ、パキッ」という音が鳴ります。

「これは何かがおかしい。」

そう感じたのが、異音に気付いた瞬間でした。

実際の音はこちら

文章だけでは伝わりにくいので、動画を撮影しました。

音は、「パキッ、パキッ」という乾いた音です。

私が感じる限りでは、右足の薬指から小指付近のENERGYRODS 2.0あたりから音が出ているような感覚があります。

走っている最中は正直ほとんど気になりません。ですが、立ち止まってシューズにゆっくり体重をかけてみると、その部分から「パチン」と弾けるような感触がわずかに伝わってきます。

もちろん、実際にENERGYRODS 2.0が原因なのかは分かりません。あくまで私が感じた範囲ですが、この感触があることで、「シューズ内部で何か変化が起きているのかもしれない」と考えるようになりました。

走りへの影響は?

一番気になるのは、走りへの影響ですよね。

結論から言うと、今のところ走りに大きな影響は感じていません。

異音に気付いてから走ったのは、まだ1回だけです。その1回のポイント練習では、ペースが極端に落ちたり、反発が急になくなったりといった変化は感じませんでした。

一方で、まだ走行回数が少ないため、「性能は変わっていない」と断言できる段階でもありません。現時点では、「異音はあるものの、走行には大きな支障は感じなかった」というのが率直な感想です。

パキパキ音はENERGYRODS 2.0が原因?

結論。現時点では断定できません

先にお伝えすると、

ENERGYRODS 2.0が原因とは断定できません。

シューズを分解したわけでもなく、メーカーから公表されている情報もありません。この記事は、あくまで実際に履いて感じたことをもとにした考察です。

ENERGYRODS 2.0を疑った理由

アディオスプロ4の大きな特徴が、一般的なカーボンプレートではなく、5本指の骨格をイメージした「ENERGYRODS 2.0(エナジーロッド)」を採用していることです。

音が鳴るタイミングは、着地から荷重がかかる瞬間。

そのため、「内部のENERGYRODS 2.0に何らかの変化が起きているのでは?」と考えました。もちろん推測でしかありません。ですが、異音の発生タイミングを考えると、真っ先に思い浮かんだのがこの部分でした。

考えられる原因はほかにもある

もちろん、異音の原因がENERGYRODS 2.0とは断定できません。

ただ、音が薬指から小指付近で発生しているように感じることや、ゆっくり荷重をかけた際に、その部分から「パチン」と弾けるような感触があることを踏まえると、私としてはENERGYRODS 2.0に何らかの変化が起きている可能性が高いと考えています。

正直なところ、一度分解して中を見てみたいくらいです(笑)。とはいえ、まだ走れる状態なので、そこまで踏み切るのは少し気が引けます。できることなら、シューズを壊さずにレントゲン写真のようなもので内部構造を確認できたら面白いのですが……。現時点ではそこまでできないので、今後も履き続けながら変化を観察していこうと思います。

この異音、一度メーカーに相談してみようと思います

Xで「メーカーに相談してみては?」という声をいただいた

今回の異音についてXで投稿したところ、「一度メーカーに相談してみては?」というコメントをいただきました。確かに、自分一人で原因を考え続けるよりも、メーカーに症状を伝えた方が何か分かるかもしれません。

憶測で終わらせないために

現時点で確認できているのは、

  • 走行距離は約320km
  • 「パキッ、パキッ」という異音が発生
  • ゆっくり荷重をかけると、薬指から小指付近で弾けるような感触がある

という状況です。異音が分かる動画も撮影できたので、これらの情報を添えてメーカーへ相談してみようと思います。「ENERGYRODS 2.0が原因ではないか」と考えていますが、それはあくまで私の推測です。だからこそ、憶測だけで結論づけるのではなく、メーカーの見解も確認したうえで読者のみなさんへお伝えしたいと思います。

進展があれば、追記します

もしメーカーから回答をいただけたら、この記事にも追記する予定です。同じような症状で困っている方にとって、少しでも参考になる情報になればうれしいです。また、同じような異音を経験したことがある方は、ぜひコメントやXで教えてください。一人の体験だけでは分からないことも、情報が集まれば原因が見えてくるかもしれません。

なお、購入を検討されている方は、初回レビューや300km使用時点のレビューもあわせてご覧ください。異音は使用距離やロット差による可能性もあり、全員に起きるとは限りません。

まとめ

300km時点では、大きな劣化を感じなかったアディオスプロ4。しかし、その後も履き続ける中で、パキパキという異音が発生するようになりました。現時点では、ENERGYRODS 2.0が原因かどうかは分かりません。ただ、走行性能が大きく低下したわけではなく、ポイント練習でも十分使えています。もし同じような症状が出ている方は、ぜひコメントで教えてください。

一人のレビューでは分からないことも、多くのランナーの情報が集まれば、新しい発見につながるかもしれません。そして、このアディオスプロ4が最終的に何kmまで戦えるのか。引き続き検証していきます。

この後、実際にアディダスへ問い合わせてみました。回答の内容と、このシューズが最終的にどうなったかは、次の記事にまとめています。

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