アシックス FlyteFoamの歴史と仕様まとめ|誕生から最新モデルまで徹底解説

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こんにちは、まひろでーす!

「軽いのに、しっかり走れる!」――そんなランナーの声とともに広まったのが、アシックスの FlyteFoam
2015年のデビューから進化を続け、いまやアシックスを語るうえで欠かせない存在になりました。

この記事では、FlyteFoamがどのように生まれ、どんな仕様へとアップデートされてきたのかをわかりやすくまとめています。
シューズ選びの参考にも、ランニング仲間との小ネタにも使える内容になっていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!

1. FlyteFoamの進化系譜

アシックスを代表するミッドソール素材「FlyteFoam」は、2015年の登場以来、ランナーのニーズやテクノロジーの進化に合わせて改良されてきました。
ここでは、誕生から最新までの 9種類の系譜 を一覧でまとめてご紹介します。

  • 2016:FlyteFoam(初代、軽量・耐久)
  • 2017:FlyteFoam Lyte(軽量寄り)、Propel(反発寄り)
  • 2020:FlyteFoam Blast(柔らかく弾む)
  • 2021:FF Blast Turbo(カーボン搭載レーシング専用、PEBA系)
  • 2022:FF Blast +(さらに軽量&ソフト)
  • 2023:FF Blast + ECO(環境配慮型)
  • 2024:FF TURBO +(FF TURBOの進化系)
  • 2024:FF Blast MAX(FF Blast の進化系)
  • 2025:FF LEAP(FF TURBO + の進化系)
  • 2025:FF TURBO SQUARED(FF TURBO の進化系)

2. FlyteFoam 誕生(2015年)

発表年:2015年 11月

初搭載:METARUN(メタラン)

背景:それまでアシックスの代表的な素材は「SpEVA(スピーバ)「Solyte」でしたが、より軽量かつ反発性に優れた素材を開発するために新技術として誕生。

特徴

  • E.V.Aと比べて約55%の軽量化
  • Solyteと比べて約33%の軽量化
  • クッション性が高まった
  • 耐久性が高まった

私が7年程前に愛用していた「ターサージール5」にも搭載されておりました、今振り返ると、かなり薄底のシューズだったと思います。

ターサージール5

3. FlyteFoam Lyte / Propel(2018〜2019年)

フライトフォームは進化の過程で複数の派生モデルを生みました。強度の「Lyte」、反発の「Propel」が誕生しました。

FlyteFoam Lyte

初登場:2018年

採用モデル:GEL-KAYANO25、DYNAFLYTE3など

特性

  • 軽量性:FlyteFoamと同等
  • 強度:約20%up
  • 耐久性:約7%up

FlyteFoam Propel

初登場:2018年

採用モデル:GEL-KAYANO25、ROADHAWK FF2など

特性:Propelは「前へ押し出す」「推進する」といった意味を持ち、その名の通り、従来素材と比べて反発性が約50%向上しています。

  • 反発性:約50%up
  • 耐久性:約37%up

4. FlyteFoam Blast(2020年〜)

発表年:2020年

初搭載:NOVABLAST(初代)

特性

  • 2020年登場。軽量、反発性に優れている
  • ソール中央のくぼみで、踏み込むと変形し“トランポリン効果”が得られる

5. FlyteFoam Blast Turbo(2021年〜)

発表年:2021年

初搭載:METASPEED Sky / Edge

特性

  • アシックスの軽量フォーム材の中で最も優れた反発性を発揮(’21年登場時)
  • 初代メタスピードシリーズに初搭載

6. FlyteFoam Blast+(2022年〜)

発表年:2022年

搭載モデル:GEL-NIMBUS24、NOVABLAST3、MAGIC SPEED2など

特性

  • 2022年から登場
  • Blastを改良し、さらに軽量&ソフト。

2023年に購入したNOVABLAST 3。当時はほとんどのメニューをこの1足でこなしていました。

初マラソンも一緒に駆け抜け、見事サブ4達成!

思い出も実績もギュッと詰まった、相棒シューズです!

ノヴァブラスト3
ノヴァブラスト3

最後は履きすぎてアウトソールがボロボロ…。
それでも“サブ4達成”という大きな思い出が詰まった一足。
今はきれいに手入れして、大切に保管しています。

気になる方はぜひ!

7. FlyteFoam Blast+ ECO(2023年〜)

発表年:2022年

搭載モデル:GEL-NIMBUS25、GEL-KAYANO 30、NOVABLAST 4 など

特徴

  • サステナブル対応。
  • クッションフォーム材の約20%に再生可能なサトウキビ由来の素材を使用

ゲルニンバスの現行モデル(2025年時点)でも採用されています。特にデイリートレーナー系のシューズに多く搭載されており、毎日のジョグやリカバリーランでその安定感と快適性を実感できます。

8. FF TURBO+(2024年〜)

発表年:2024年

搭載モデル:METASPEED PARISシリーズ(EDGE,SKY)、SUPER BLAST 2、S4+YOGIRI

特徴:「FF TURBO」との比較……

  • 軽量性:約 8.0% 軽い
  • 反発性:約 8.2% 向上
  • クッション性:約 6.0% 向上

アシックスのレーシングモデルに搭載されるFF TURBO+は、とにかく履いた瞬間から「バインッ!」とくる反発感がスゴいです!中でもメタスピードスカイ パリは、カーボンプレートとの合わせ技でジャンプ台みたいに跳ね上がる感覚。走るたびに前へ押し出される感触にワクワクします。

メタスピードスカイパリ

9. FF Blast MAX(2024年〜)

発表年:2024年

搭載モデル:GLIDERIDEMAX、NOVABLAST 5

特徴:「FF Blast」との比較……

  • 反発弾性が強い
  • 柔らかなクッション性

Blast系ミッドソールって、やっぱりBlast系シューズ(ノヴァブラストやスーパーブラスト)との相性バツグンですよね。あの「ふわっ」として「ポンッ」と返してくれる独特の感覚、クセになります。
特にノヴァブラスト3の履き心地が大好きだったので、迷わず最新モデルのノヴァブラスト5もゲットしました!

ノヴァブラスト5
ノヴァブラスト5

10. FF LEAP(2025年.8月〜)

発表年:2025年

搭載モデル:METASPEED TOKYOシリーズ(EDGE,SKY,RAY)

特徴:「FF TURBO +」との比較……

  • 軽量性:約 15.0% 軽い
  • 反発性:約 13.7% 向上
  • クッション性:約 30.0% 向上

抽選で当たった最強の一足!

メタスピードレイ

11. FF TURBO SQUARED(2025年.9月〜)

発表年:2025年

搭載モデル:MEGABLAST、SONICBLAST

特徴:「FF TURBO」との比較……

  • 反発性:約 32.5% 向上
  • 跳ね返るような感覚が得られる

12. Flyte Foamのまとめと今後の期待

普段からアシックスのランニングシューズには本当にお世話になっていますが、振り返ってみると「こんなにいろんな種類のミッドソールがあったんだ!」と改めて驚かされます。
トレーニングの内容やスピード帯に合ったミッドソールを選ぶことで、走りの質ってグッと上がりますよね。クッション感や反発感など、自分の目的に合ったシューズを選ぶヒントになれば嬉しいです。

そして今、一番の期待はやっぱり新素材のFF LEAP

これを搭載したシューズが今後どんどん登場してくれたら…とワクワクしています。次のマジックスピード5S4+YOGIRI 2(名前適当です)あたりが候補でしょうか!?

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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