クロスバイク愛好者のみなさま、こんにちは、まひろでーす。
前回は、クロスバイクのブレーキケーブルをNISSENケーブルに交換しました。
「クロスバイクカスタム計画vol.7」の今回は、シフターケーブルもNISSENケーブルに交換したいと思います。
シフターケーブルの交換は、交換後に調整も必要になってきますので、今までより少し難易度高めですよね~。
調整編は次回以降配信します。今回はフロントの交換メインでお送りします!
New シフターケーブル
シフターケーブルのビフォアフ写真からどうぞ!
比較がわかりやすい、ディレーラー周りで撮りました。
before
after
ニッセンケーブルへ交換のメリット
ニッセンケーブルへ交換することで、以下のようなメリットがあります。
柔軟性
通常のインナーケーブルは19本の素線を撚り合わせて構成されていますが、今回のケーブルはSP31という製品で31本の素線から構成されています。19本に比べてしなやかで柔軟性があります。ハンドルまわりの取り回しが楽で、ハンドル操作も軽くなります。
耐久性
高密度に撚られているので、素線間のすき間が少なく、インナーケーブルの伸び率が少ないです。
引きが軽い
ケーブルの表っ面を削り真円に近づけるスリック加工をしたのち、特殊なコーティングをしているので、長期にわたって引きの軽さが継続します。
ニッセンケーブルへ交換のデメリット
一方で、ニッセンケーブル交換には以下のようなデメリットもあります。
費用面
通常のシフトケーブルに比べて価格が高いです。高品質な素材と技術を使用しているため、初期投資が増える点がデメリットです。
調整が必要
ケーブル交換後は、フロントディレーラーとの調整が必要になるため、初心者には少し手間がかかるかもしれません。
【パーツ紹介】初期装備品とカスタム部品
初期装備 シフターケーブル
現在ついているシフターケーブルは、以前交換したシフトレバーにデフォルトでついている、シマノ製ケーブルです。
シマノEZ-ファイヤープラス シフト/ブレーキレバー「ST-EF500」
3×7speed type
NEW シフターケーブル
新たに購入したシフターケーブルはこちら。
ニッセン SP31 スペシャルステンインナーケーブル シフター用
※ブレーキ用を購入しないように注意してね!
ニッセンケーブル シフター用アウターケーブル
カラー:クリアーブラック
※こちらもブレーキ用を購入しないように注意です!
カラーバリエーションは約20色あります。
クロスバイクのカスタムコンセプトに合ったカラーが、きっと見つかります!
シフターケーブルの交換
まずは、シフターケーブルの交換手順を具体的に見ていきましょう。
工具準備
シフターケーブルの交換に使用した工具。
前回、ブレーキケーブルを交換した際と工具は同じです。
- アーレンキー(六角レンチ)セット
- プラスドライバー
- ワイヤーカッター(推奨)
- ペンチ(ワイヤーカッター代用品)
- ヤスリ
- KURE556
アレンキー(六角レンチ)は、以前購入した自転車専用工具23点セットの中に入っています。
続いて、ケーブルを切る為に必要なワイヤーカッター。
私は持っていないので、電気工事で使っているペンチで代用しました。
ヤスリは、ミニ四駆をカスタムするときに使っていたもので代用。
洗浄・防錆・潤滑剤にクレ556
交換手順
- インナーケーブル交換
- アウターケーブル作成
- ケーブルの取り付け
それでは、実際に交換していきましょう!
手順 ①:インナーケーブル交換
プラスドライバー、六角レンチ
写真を撮るのを完全に忘れてしまったので、フロント編で使った写真を使っています。
※その為、左のシフトレバーで解説。
インナーケーブルを外す
プラスネジ2ヵ所で止まっています。
カバーを取ります。
ギア表示パーツを外します。
インナーケーブルを抜きます。
インナーケーブル装着
ケーブルの装着は、先程の手順の逆をやるだけなので簡単です。
ニッセンケーブルを入れます。
ギア表示パーツを入れなおして、カバーを戻して完成。
手順 ②:アウターケーブル作成
ペンチ、ヤスリ、クレ556
アウターケーブルの長さ決め
実は、リアのシフターケーブルは、クロスバイク購入直後に断線してしまい、ずっと変則ができずに困っていました。
今回早くやりたかったカスタムポイントになります。
既存でついていたアウターケーブルの長さを参考に、ケーブルをカットします。
切断面を整える
カットすると、切断面がつぶれます。
平ヤスリと棒ヤスリで切断面を整え、棒ヤスリでケーブルの内側を広げます。
エンドキャップの取り付け
ケーブルにエンドキャップを取り付けます。
アウターケーブル内にオイル注入
アウターケーブルに、クレ556注入します。
手順 ③:ケーブルの取り付け
六角レンチ
インナーケーブルにアウターケーブルを取り付け、ダウンチューブに沿ってフレームに取り付けます。
結束バンドで固定しました。
ダウンチューブの終わりに来たら、チェーンステーに沿わせて、リアディレーラーに持っていきます。
写真奥側のアウターケーブルがリア側ケーブルです。
チェーンステーに沿わせていきます。
リアディレーラーに入る前に弧を描きます。短過ぎるとカツカツに、長過ぎるとダブついてしまうので注意です。
リアディレーラーに通します。
ボルトを閉めて、交換は完成!
余ったケーブルをカットし、インナーキャップを装着するのですが、リアディレーラーの調整が終わるまで、ここで仮止めしておきます。
カスタム費用
今回行ったシフたーケーブル【リア編】のカスタム費用は以下の通りです。
(記事内で出てきた順です。)
- ニッセン インナーケーブル シフター用:1,441円
- ニッセン アウターケーブル シフター用:1,540円
合計:2,981円
第1回 本体購入:20,800円
第2回 ペダル交換:14,706円
第3回 ステム交換:19,750円
第4回 シフター交換:3,899円
第5回 Vブレーキ交換:6,036円
第6回 ブレーキケーブル交換:5,830円
第7回 フロントシフターケーブル交換:2,981円
第8回 リアシフターケーブル交換:2,981円
ここまでのトータル 76,983円。
この内、18,089円は工具類です。
次回:シフターケーブル交換【リア編】
今回は、フロントのシフターケーブルを交換しました。
シフターケーブルは交換の後に調整が伴います。ここが決まると、気持ち良くギアの変則ができるのでしっかり調整したいと思います。
この記事を参考に、ぜひあなたのクロスバイクをカスタムしてみてください。
次回の「クロスバイクカスタム計画vol.9 シフターケーブル調整【リア編】」もお楽しみに!