こんにちは! まひろでーす!
墜落制止用器具のフルハーネスを選ぶ際、どのサイズにするか迷いませんか?
選ぶ方法としては、このようなサイズチャートを元に選んでいるかと思います。
サイズが重なっている部分の体型だと、どちらにするか迷ってしまいますよね。
今回はそんなあなたの為に、サイズごとに、どのくらい大きさが違うかをご紹介します。
その方法は……
マネキン君にフルハーネスを着てもらい、それぞれのサイズ感を見ていきましょう。
マネキン君のサイズ
- 身長:180cm
- 胸 :90.5cm
- 腹 :76.0cm
- 尻 :89.0cm
サイズチャートからすると、このポイントのあたり。
MとLが重なっている部分なので、どちらにするか迷いどころですね。⇩
今回着用するのは、「藤井電工 TH-564OT-OTのS、M、L、LL」の4サイズです。
このフルハーネスにした理由は、国内シェアNo.1を誇る藤井電工のフラッグシップモデルで、柱上作業をはじめ様々な現場に対応できるモデルだからです。(余談ですが、私も購入しました)
詳しくは、こちらの記事をどうぞ!
それでは早速ご紹介します。
【正面撮影】フルハーネス 4サイズの違い
フルハーネス自体の横幅は、そんなに大きく変わりません。サイズが大きくなると、縦長になっていくイメージです。
胸ベルトの余っている長さを見てもらうとわかりやすいので、胸ベルト部をアップに取ってみました。
【サイズ別】むねベルトの余長比較
折り返しからのベルトの余り長さ
- S:10.0cm
- M:19.0cm
- L:27.0cm
- LL:33.0cm
本来、ベルトの余り部分は折り返してベルト止めに通しますが、今回はどれくらい余るのか見てもらう為に、ベルト通しで止めていません。
L、LLサイズはベルトの余りが出ており、折り返して止めなければいけませんね。
逆にSサイズだと、ベルトの余りが無さ過ぎて、寒い時期に防寒着を着た際、それ以上伸ばすことができない為、かなり窮屈になりそうです。
胸ベルトからみると、適正サイズはMになりそうです。
次に腿ベルト部はどうなっているか、確認してみましょう。
【サイズ別】ももベルトの余長比較
折り返しからのベルトの余り長さ
- S: 6.5cm
- M:19.0cm
- L:25.0cm
- LL:35.0cm
マネキンなので正確とはいえませんが、できるかぎりフィットさせて、できるだけ正規に近い形で着用させています。
こちらも結果としては、胸ベルトの時と同様のことが言えると思います。
Sだと、ベルトの余りが無さ過ぎて、L、LLだとベルトが余り過ぎですね。
腿ベルト部からみても、適正サイズはMになりそうです。
【背面撮影】フルハーネス 4サイズの違い
後ろから見ても、横幅はそんなに変わらず、縦に長くなっていくのが見て取れます。
背部D環の位置からネームタグまでの位置が伸びていってますよね。
骨盤ベルトの位置もどんどん下がっていってます。
マネキン君の体型で推奨サイズは、Mサイズで良さそうですね。
【身長別】 フルハーネスサイズまとめ
私は180cmで、だいたいマネキン君と同じ体型です。
普段、ユニクロなどのサイズは、LかXLサイズを着用していますが、フルハーネスはMサイズです。
フルハーネスは結構大きめに作られており、普段の服のサイズ通りに選んでしまうと、かなり大きいものになってしまうかもしれません。
お客様のフルハーネス試着会に、何度も立ち会っていますが、身長別にサイズをまとめると下記内容になります
- S:172cm以下
- M:172~185cm
- L:185cm~
- LL:185cm~で、かつ筋骨隆々 (ほとんど選ぶ人はいなかったです)
お腹周りにベルトが無いので、多少体重があってお腹周りが出ていても、それほど問題はないと思います。
身長を基準に選んで、大丈夫かと思います。変なサイズ感になってしまったことは、ほとんどありません。
防寒着を着る際には、ベルトの余りが5~10cm余裕があれば、十分ですよ。
実際に試着してから購入できれば良いのですが、なかなか試着の機会もないと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。
また、もし不明な点があればお問い合せからご連絡ください。
墜落制止用器具についてもっと知りたい方、ご興味あれば下記の記事もぜひ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!