こんにちは! まひろでーす。
1月2日からフルハーネスの着用義務化になりましたね。
今まで胴ベルトタイプの安全帯を使用していた方も、新規格のフルハーネスの着用はもう慣れましたでしょうか。
そんな中、厚生労働省からこのような発表がありました。
「国家規格で定める要件を満たしていない墜落制止用器具」が、判明したようです。
どんなものが規格不適合品なのか見ていきましょう!
規格不適合の墜落制止用器具について
今のところ、フルハーネス型で17種類、胴ベルト型で6種類が該当しております。
規格不適合理由は、大きく分類すると以下のような内容です。
- 墜落制止用器具 第9条違反
- 部品の強度不足
- 部品の形状違反
- 耐衝撃不足
墜落制止用器具 第9条違反
墜落制止用器具 第9条の内容は以下になります。
- 墜落制止用器具は、見やすい箇所に当該墜落制止用器具の種類、製造者名及び製造年月が表示されているものでなければならない。
- ショックアブソーバは、見やすい箇所に、当該ショックアブソーバの種別、当該ショックアブソーバを使用する場合に前条第三項の表に定める基準を満たす自由落下距離のうち最大のもの、使用可能な着用者の体重と装備品の質量の合計の最大値、標準的な使用条件の下で使用した場合の落下距離が表示されているものでなければならない。
とありますが、規格不適合品にはこれらの明記がありません。
部品の強度不足
耐力試験や引張試験において、規格不適合品は必要な強度を保つことができません。
部品の形状違反
胴ベルトの幅が50mm未満であるものなど、規格不適合品は、墜落制止用器具の規格 第6条に違反します。
第6条:胴ベルトは、幅が50mm(補助ベルトと組み合わせる場合は、40mm)以上であること。
耐衝撃性不足
ショックアブソーバの耐衝撃性試験において、規格不適合品は衝撃荷重が4.0kNを超えたなど。
規格不適合の購入ルート
ECサイトからの販売がほとんどです。(Amazon、楽天)
販売者は、中国や韓国からの出品でした。メーカーの名前も、私は一度も聞いたことがない名前でした。
普段聞いたことがないメーカーには、注意が必要ですね。
墜落制止用器具が、規格適合品かチェックしてみよう!
この機会に、お持ちの墜落制止用器具が規格適合品か、改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。
普段お付き合いしている電材商社さんで扱っている製品は、きちんと規格を満たしているメーカーのものが、ほとんどかと思います。
ECサイトを利用し購入する場合は、販売者やメーカーをしっかり確認し購入することをおすすめします。
規格を満たしていない製品を使用した場合、安全への影響を生じるおそれがあるので、絶対に使用しないでくださいね!
規格をきちんと満たした墜落制止用器具を使用して、安全安心に作業していきましょう!
詳しく知りたい方は、厚労省のサイトをチェック。
また、もし不明な点があればお問い合せからご連絡ください。
墜落制止用器具についてもっと知りたい方、ご興味あれば下記の記事もぜひ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!