こんにちは! まひろでーす!
フルハーネスの着用義務化から1年経ちました。作業中にベルトが突っ張ってしまい、窮屈に感じたことありませんか?
そんなお悩みを解決すべく、当ブログでも頻繁に紹介している藤井電工さんから、新製品が出ました!
その名も「ゼロGハーネス」
今回紹介する「ゼロGハーネス」は、今までの製品に比べて、装着感にこだわった製品となっています。
フリージョイント機構という、新たな機構で着用時のストレスを“ゼロ”にしてくれます。
早速着用してみたので、一緒に見てきましょう!
ゼロGハーネスの、3つの“ゼロ”を確認!
ゼロGハーネスの名前の由来にもなっている「ゼロ」ですが、これは3つのゼロから成っています。
- 装着ストレス “ゼロ”
- ベルトの緩み “ゼロ”
- 無駄スペース “ゼロ”
順に見ていきましょう!
「フリージョイント機構」で、装着ストレス“ゼロ”
フルハーネスを着ていると、ベルトが突っ張ってしまい、ストレスを感じる時がありますよね。
ゼロGハーネスの、装着ストレス「ゼロ」の秘密は、このフリージョイント機構にあります。
![フリージョイント機構](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-1.jpeg)
まず、立っている状態時におけるフリージョイント機構をご覧ください。
![フリージョイント機構](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.25-1.jpeg)
続いて、しゃがんだ状態でのフリージョイント機構をご覧ください。立っている時と角度が違いますね。この機構が動くことによって、突っ張り感を軽減してくれます。
しゃがんだ状態
![フリージョイント機構](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.25-2.jpg)
「固定機能付きベルト通し」で、ベルトの緩み“ゼロ”
第2の“ゼロ”は、「固定機能付きベルト通し」・「余長止め具」により、継続使用時におけるベルトの緩み・垂れ下がりを防止できます。
「固定機能付きベルト通し」でベルトの長さを調節します。
![ベルトアジャスター](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-2.jpeg)
このベルト通しは、ベルトを固定する機構が付いています。
ベルトの位置が決まったら、左右のかぎ型のバーの下へベルトを通すことによって、ベルトが固定されます。
![ベルトアジャスター](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-3.jpeg)
ベルトの位置が決まったあとは、余長を「余長止め具」でコンパクトにまとめます。
![余長止め](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-4.jpeg)
外巻にくるくる巻いて、ゴムを裏から通してまとめます。
![余長止め](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-5.jpeg)
無駄なスペースも“ゼロ”
第3の“ゼロ”は、着脱式マルチツールホルダー(オプション)で、腰回りの無駄なスペースを、収納スペースにすることができます。また、背当てパッドにフックハンガーを装備しているので、フックハンガーを別途用意する必要がありません。
着脱式マルチツールホルダー(オプション)
![マルチツールホルダー](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-6.jpeg)
着脱式マルチツールホルダーは、フリージョイント機構に簡単に装着できます。
![マルチツールホルダー](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-7.jpeg)
装着イメージです。(藤井電工HPより抜粋)
![マルチツールホルダー](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.25-3-645x1024.jpg)
続いて、背当てパッドです。
![肩パッド](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-8.jpeg)
背当てパッドに、フックハンガーが装備されているので、フックの休止時にかけることができます。
![フックハンガー](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-10.jpeg)
「ゼロGハーネス」グレードの選び方
ゼロGハーネスは腿ベルトが2タイプ、グレードが3種類あります。型式を確認しながら、一緒に確認していきましょう!
TH-520□-OT-BL-□
基本的な型式は上記になります。520の後に続く最初の□には、ももベルトの形が入ります。
![腿ベルト](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.25-4.jpg)
- V:Vタイプ
- H:水平タイプ
続いての□はグレードが入ります。
- SG:スタンダード
- MG:ミドルグレード
- HG:ハイグレード
それぞれのグレードの違いは、付属品の有無です。グレードがアップしていくと、「背当てパッド」「着脱式胸D環」などの付属品がついていきます。
オススメとしては、「背当てパッド」はあると便利です。肩や背中への負担を軽減してくれます。
「着脱式胸D環」が必要かどうかは、作業内容による所が大きいです。例えば、ハシゴ等に設置された、スライド式の安全器のランヤードを接続するといった際などに使うことができます。
ちなみにどちらも、部品で後から購入することもできますよ。
- SG:背当てパッド ×、着脱式胸D環 ×
- MG:背当てパッド 〇、着脱式胸D環 ×
- HG:背当てパッド 〇、着脱式胸D環 〇
SG(スタンダード):背当て×、胸D環 ×
SG仕様は「背当てパッド」、「着脱式胸D環」がついていないので、とてもシンプルです。金額を抑えたい方にオススメ!
![スタンダードグレード](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-11.jpg)
![スタンダードグレード](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-12.jpg)
MG(ミドル):背当て 〇、胸D環 ×
MG仕様は「背当てパッド」がつきます。「背当てパッド」は付いていると、肩や背中への負担を軽減してくれますし、フックハンガーも付いていますので、ミドルグレード以上がオススメです!
![ミドルグレード](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-13.jpeg)
![ミドルグレード](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-14.jpeg)
HG(ハイ):背当て 〇、胸D環 〇
最後にHG仕様は、「背当てパッド」・「着脱式胸D環」の両方が付く、最上位仕様です。
後ろから見ると、MG仕様と見分けがつきません。
![ハイグレード](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-16.jpeg)
着脱式胸D環をアップにしてみました。
![カラビナ](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-17.jpeg)
※ 注意 ゼロGハーネスは、柱上作業では使用できません。
ゼロGハーネスは柱上作業では使用できないので、注意が必要です。
使用できない理由は、ワークポジショニング(以下、WP)用器具のベルトに、ゼロGハーネスのフリージョイント機構部分が干渉してしまう為です。
この状態だと、ゼロGハーネスのフリージョイント機構を満足に動かすことができません。また、WP用器具もしっかりとベルトを締めることができません。
![干渉](https://fujimon-run.com/wp-content/uploads/2023/02/23.02.24-18.jpeg)
【まとめ】ゼロGハーネス 購入はこちら。
藤井電工の新製品「ゼロGハーネス」いかがでしたでしょうか!
これから購入を検討している方、フルハーネスの束縛感を軽減したい方などにオススメです!
私は、特に「装着ストレスゼロ」のメリットを大きく感じました。物を取る時にしゃがんだりするような屈伸動作の時に、全然突っ張り感がなくスムーズに動くことができます。
購入はこちらのECサイトからどうぞ!ももベルトのタイプと、グレードを選ぶことができます!
また、普段お付き合いのある電材商社さんに確認してみてください。
もし不明な点があればお問い合せからDMください。
墜落制止用器具について、もっと知りたい方はこちらの記事もぜひ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!