こんにちは! まひろでーす!
フルハーネスの着用義務化から1年経ちました。フルハーネスを着用して作業をしていると、動きによってはベルトが突っ張ってしまい、窮屈に感じたことありませんか?
そんなお悩みを解決すべく、当ブログでも頻繁に紹介している藤井電工さんから、新製品が出ました!
その名も「ゼロGハーネス」!
今回紹介する「ゼロGハーネス」は、今までのフルハーネスに比べて、装着感にこだわった製品となっています。
フリージョイント機構という、新たな機構で着用時のストレスを“ゼロ”にしてくれます!
他にも、“ゼロ”を可能にしたギミックが施されています。どの部分が“ゼロ”になっているのか、早速着用してみたので、一緒に見てきましょう!
ゼロGハーネスの、3つの“ゼロ”を確認してみよう!
ゼロGハーネスの名前の由来にもなっている「ゼロ」ですが、これは3つのゼロから成っています。
- 装着ストレス“ゼロ”
- ベルトの緩み“ゼロ”
- 無駄スペース“ゼロ”
順に見ていきましょう!
「フリージョイント機構」で、装着ストレス“ゼロ”
フルハーネスを着ていると、動きによってはベルトが突っ張ってしまい、制限がかかりストレスを感じる時がありますよね!
ゼロGハーネスの、装着ストレス「ゼロ」の秘密は、このフリージョイント機構にあります!

まずは立っている状態での、フリージョイント機構をご覧ください。
立っている状態⇩

続いて、しゃがんだ状態でのフリージョイント機構をご覧ください。立っている時と角度が違いますね!この機構が動くことによって、突っ張り感を軽減してくれます。
しゃがんだ状態⇩

「固定機能付きベルト通し」で、ベルトの緩み“ゼロ”
第2の“ゼロ”は、「固定機能付きベルト通し」・「余長止め具」により、継続使用時におけるベルトの緩み・垂れ下がりを防止できます。
「固定機能付きベルト通し」でベルトの長さを調節します。

このベルト通しは、ベルトを固定する機構が付いています。
位置が決まったら、左右のかぎ型のバーの下へ、ベルトを通すことによって、ベルトが固定され動かなくなります。

ベルトの位置が決まったあとは、余長を「余長止め具」でコンパクトにまとめます。

外巻にくるくる巻いて、ゴムを裏から通してまとめます。

無駄なスペースも“ゼロ”
第3の“ゼロ”は、着脱式マルチツールホルダー(オプション)で、腰回りの無駄なスペースを生かし、収納スペースにすることができます。また、背当てパッドにフックハンガーを装備しているので、フックハンガーを別途用意する必要がありません。
着脱式マルチツールホルダー(オプション)

着脱式マルチツールホルダーは、フリージョイント機構に簡単に装着できます!

装着イメージです。(藤井電工HPより抜粋)

続いて、背当てパッドです。

背当てパッドに、フックハンガーが装備されているので、フックの休止時にかけることができます。

「ゼロGハーネス」グレードの選び方
ゼロGハーネスは腿ベルトが2タイプ、グレードが3種類あります。型式を確認しながら、一緒に確認していきましょう!
TH-520□-OT-BL-□
基本的な型式は上記になります。520の後に続く最初の□には、腿ベルトの形が入ります。

- V:Vタイプ
- H:水平タイプ
続いての□はグレードが入ります。
- SG:スタンダード
- MG:ミドルグレード
- HG:ハイグレード
それぞれのグレードの違いは、付属品の有無です。グレードがアップしていくと、「背当てパッド」「着脱式胸D環」などの付属品がついていきます。
オススメとしては、「背当てパッド」はあると便利です。肩や背中への負担を軽減してくれます。
「着脱式胸D環」が必要かどうかは、作業内容による所が大きいです。例えば、ハシゴ等に設置された、スライド式の安全器のランヤードを接続するといった際などに使うことができます。
ちなみにどちらも、部品で後から購入することもできますよ。
- SG:背当てパッド ×、着脱式胸D環 ×
- MG:背当てパッド 〇、着脱式胸D環 ×
- HG:背当てパッド 〇、着脱式胸D環 〇
SG(スタンダード):背当てパッド ×、着脱式胸D環 ×
SG仕様は「背当てパッド」、「着脱式胸D環」がついていないので、とてもシンプルです。金額を抑えたい方にオススメ!


MG(ミドルグレード):背当てパッド 〇、着脱式胸D環 ×
MG仕様は「背当てパッド」がつきます。「背当てパッド」は付いていると、肩や背中への負担を軽減してくれますし、フックハンガーも付いていますので、ミドルグレード以上がオススメです!


HG(ハイグレード):背当てパッド 〇、着脱式胸D環 〇
最後にHG仕様は、「背当てパッド」・「着脱式胸D環」の両方が付く、最上位仕様です。
後ろから見ると、MG仕様と見分けがつきません。

着脱式胸D環をアップにしてみました。

※注意!ゼロGハーネスは、柱上作業では使用できません。
ゼロGハーネスは柱上作業では使用できないので、注意が必要です。
使用できない理由は、ワークポジショニング用器具のベルトに、ゼロGハーネスのフリージョイント機構部分が干渉してしまう為です。
この状態だと、ゼロGハーネスのフリージョイント機構が満足に動かすことができません。また、ワークポジショニング用器具もしっかりとベルトを締めることができません。

ゼロGハーネス【まとめ】
藤井電工の新製品「ゼロGハーネス」いかがでしたでしょうか!
これから購入を検討している方、フルハーネスの束縛感を軽減したい方などにオススメです!
私は、特に「装着ストレスゼロ」のメリットを大きく感じました!物を取る時にしゃがんだりするような屈伸動作の時に、全然突っ張り感がなくスムーズに動くことができます!
購入はこちらのECサイトからどうぞ!希望の腿ベルトのタイプと、グレードを選ぶことができます!
また、普段お付き合いのある電材商社さんに確認してみてください!
もし不明な点があればお問い合せからDMください。
墜落制止用器具について、まとめた記事もあります。
それでは、ご安全に!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!