こんにちは! まひろでーす!
突然ですが、お客様からの疑問解決コーナーです。
主に送電工事屋さんや、通信工事屋さんが使う、K1型移動ロープというものがあります。
鉄塔部材間にあらかじめ取り付けておいて、墜落制止用器具のキーロック本体と連結して使用する安全ロープです。
移動や作業の際に胴綱が1本もかかっていない状態、いわゆる無胴綱の状態にならないようにするものです。
ちなみに、キーロックは以前紹介しました。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ!
そして、今回頂いた疑問です。
このK1型移動ロープのショックアブソーバは……
「第一種」or「第二種」どちらでしょうか?
- 「第一種」
- 「第二種」
答えはどちらだと思います?
私も「どっちだろう?」と、考えてしまいました……。
この記事では、そんな疑問にお悩みにも答えていきます。
それでは早速ご紹介します!
ショックアブソーバで、「第一種」or「第二種」を確認してみよう。
手っ取り早いのは、移動ロープのショックアブソーバを確認してみることですね。
なぜなら、ショックアブソーバには「第一種」or「第二種」の記載があるはずです。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ!
以前、ショックアブソーバについてまとめた記事が役に立ちました!
さっそく見てみると…
ん?
なんと。
書いてない。
どういうことでしょう?
【正解】「第一種」でも「第二種」でも……ない。
厚生労働省から出ているガイドラインに記載がありました。
詳しくは、こちらをどうぞ!
7ページの中段ですね。
『(3)送電専用鉄塔での建設工事等で使用される移動ロープは、ランヤードではなく親綱と位置付けられる。また、移動ロープとフルハーネス型をキーロック方式安全器具等で直結する場合であって、移動ロープにショックアブソーバが設けられている場合、当該キーロック方式安全器具等は、フルハーネス型のランヤードに該当すること。この場合、移動ロープのショックアブソーバは、第二種ショックアブソーバに準じた機能を有するものであること。』(ガイドラインより抜粋)
ということで、「第二種ショックアブソーバに準じた機能を有するもの」が、正解ですね!
「第二種」でもほぼ正解ですね 笑
K1型移動ロープは、「第二種」に準じた機能を有するもの
(移動ロープとフルハーネス型をキーロック方式安全器具等で直結する場合)
移動ロープは「第二種ショックアブソーバに準じた機能を有するもの」という、結論です。
鉄塔作業において、腰より高い位置にしかフックを掛けられない第一種だと、作業範囲が限られてしまいますもんね。
なかなかマニアックな記事を書いてしまいました。
購入は…
普段お付き合いのある電材商社さん(藤井電工さんの代理店が良いかと思います。)に、お問い合わせ出してみてくださいね。
もし不明な点があればお問い合せからDMください。
墜落制止用器具についてもっと知りたい方、ご興味あれば下記の記事もぜひ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!