こんにちは! まひろでーす!
先日、モノレールの点検作業の現場に行ってきました。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ!
斜面での作業の際に、柱上安全帯用ベルトとワークポジショニング(以下、WP)用ロープを使いました。
足場が悪いところでは、WP用ロープで体を保持することができ、作業がとても捗りました。
柱上作業に限らず、斜面・のり面などで、とても重宝します。
そのWP用ロープですが、ロープが伸縮調節器の上側を通過しているものと、下側を通過しているものがあるのをご存知ですか?
ん?なんのこと?
と、思った方!この先もぜひご覧になってください。
それでは早速ご紹介します。
ワークポジショニング用ロープの、長さを調節をする「伸縮調節器」
はじめに、伸縮調節器の説明です。
まずはWP用器具はこちらです。
伸縮調節器は、WP用ロープの長さを調節するのに使用するこの部分です。
安全帯用ベルトに装着するときは、連結フックの外れ止め装置が外側になるようにして、角環に接続します。
正しい付け方 ◎
誤った付け方 ×
伸縮調節器にロープが通過していく訳ですが、2パターンありますので、それぞれ見ていきましょう。
(左利きを入れると4パターンです。今回は右利きのみ説明)
伸縮調節器の説明
ロープ下側通過
伸縮調節器の下側を、ロープが通過しています。
カタログに載っている一般品は、下側通過を標準としています。
ロープ上側通過
続いて、上側通過です。伸縮調節器の上側をロープが通過しているのがわかると思います。
上側通過は○○仕様といった、仕様品が多いです。希望すれば、一般品でも上側通過の仕様にすることもできます。
動画で確認! 伸縮調節器の動かし方
伸縮調節器を握ることでロックを解除して、ロープの長さ調節を行うことができます。
握る時の手の動かし方が違ってきます。
ロープ下側通過は親指側を押す
ロープ下側通過は、親指を前(フック側)に、動かす(押す)感じでロックが解除されます。
ロープ上側通過は、人差し指~小指側を押す
ロープ上側通過は、人差し指から小指側を前(フック側)に、動かす(押す)感じです。
(もしくは親指を後ろ側(フックとは反対側)に引く感じです)
伸縮調節器のまとめ
伸縮調節器の動き方を、まとめてみました!
ロープが、下側通過か上側通過で、握った時の手の動かし方が変わってくるんですね。
最初に支給されたものが、どちらの仕様だったのかで、使いやすさに影響してくるようです。
最初、上側で使い始めた方は、上側の方が使いやすい。逆もまた然りです。慣れですかね。
個人的な意見としては、圧倒的に下側通過の方が好みです。
親指を前側に動かした方が、指の動きが自然じゃないですか?(主観です)
今回は、WP用ロープのマニアック !?な点を、ご紹介してみました。
ロープだけではなく、WP用器具について知りたい方はこちら!
詳しくは、こちらの記事をどうぞ!
【墜落制止用器具 新規格 】ワークポジショニング用器具の構成部品を写真で解説!ベルト?ロープ?これを見ればまるっと解決!
また、もし不明な点があればお問い合せからご連絡ください。
墜落制止用器具についてもっと知りたい方、ご興味あれば下記の記事もぜひ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!