こんにちは! まひろでーす!
今回は、おもしろいサンプルを入手しました。
鉄塔に昇る送電業者さんが主に使う、キーロック本体のスケルトンサンプルです。
外装カバーを外した状態ですね。
本来はこの上にカバーが付いております。
なかなか、この状態で見る機会がないと思うので、本日はキーロックの仕組みを紹介したいと思います。
それでは早速ご紹介します!
仮設用墜落防止装置 キーロックで、作業員の無胴綱状態をなくす
そもそも、キーロック方式とは?
墜落制止用器具に装着したキーロック本体に、あらかじめ作業場所に配置した安全ロープを次々と連結して、移動や作業を行う方式です。
常に1本以上の安全ロープがかかっている状態になります!ヒューマンエラーが起きてもロープが1本もかかっていない、いわゆる“無胴綱”の状態になりません。
キーロック本体
キーロックの仕組み
キーロック本体は、キーロック本体取付用連結ベルトに取り付けます。
キーロック本体には、ロックレバーの挿入口が2ヵ所あります。
一方にロックレバーを入れると、本体内部のロックピンが作動し、ロックがかかります。
ロック中
未ロックの状態
このロックは、もう一方のロックレバーの挿入口に他のロックレバーを入れて、内側に傾けると解除され、先に入れたロックレバーが解放されます。
片方がロック状態の時、もう片方は未ロック状態です。
動画で見てみましょう。
百聞は一見に如かずってことで、動画で見るとわかりやすいですよね。
こうすることで、常に1本以上の安全ロープがかかっている状態で、作業することができます。
キーロックに繋げる安全ロープはこちらです。
キーロック本体は「KA-2」という新型タイプが出ています!
キーロック本体の仕組みは、動画だとわかりやすいですよね。
ちなみに、今回使用したキーロック本体はKA-1A型は廃盤になっていて、現在は“KA-2型”という新型タイプが出ています。
使用用途はもちろん同じです。重さが20%軽い、軽量タイプとなっています。
- 上:新型「KA-2」
- 下:旧型「KA-1A」(のスケルトンサンプル)
ご購入は…
普段お付き合いのある電材商社さんにお問い合わせ出してみてください。
(専門工具なので、ECサイトでは販売しておりません)
また、もし不明な点があればお問い合せからDMください。
墜落制止用器具についてもっと知りたい方、ご興味あれば下記の記事もぜひ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!